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「だったら消えなよ、今すぐに、Aを置いて」
「……返事聞いてないんだけど」
薫はふっとこっちをまた見て、柔らかい顔で言った。
「……わ、私は」
「いいから。返事聞く前に消えて。3秒」
「……瀬名くんは相変わらずしつこいよね」
「羽風。あんただって昔っからバカみたいに女にかかわり過ぎ」
「はいはい、わかりましたわかりました。」
薫はざくざく音を立てて泉の横を通り過ぎるように校内に帰ってく。
私達3人は幼馴染。
子供のころから二人は仲が悪かった。
“Aちゃんはおれとあそぶの！”
“あんたがAとあそぶかちなんてないし！おれがあそぶの”
““A/ちゃん はどっちと遊びたいの！？””
とか、言い合いばっかしてた……。
「……ねぇA？率直に聞くよ」
「…？」
「俺のことは好き？」
「！？」
また、いきなり告白された……。
「え、いや、あの、その」
「すぐ言わなくたっていいよ」
泉はタオルを地面に投げ捨てて、ドンッと壁に手をついて私を見つめた。
「だって、俺のことをAは“羽風なんか”より好きになるんだから」
にや、と泉はその綺麗な顔で笑う。
「羽風からの告白の返事なんて聞かない。たとえそれがYESであろうがNOであろうが、どのみちAは俺のものになる」
泉は長い人差し指で私の唇を押して言った。
「俺がこんなにも愛してるんだから」
そして泉は私の唇に触れた人差し指で自分の唇をなぞった。
「……ねぇ、俺にキスしてみて？」
「できたら……俺は死ぬまでずっとAのことを愛しててあげる。できなければ……
強制的に、俺がAを一方的に愛して愛して愛しまくって骨の髄までしゃぶりつくす」
「！！」
普通だったらこの選択肢を、結局コイツしか選べない、最悪の二択だっていうだろうけど
私はそうは思わなかった。
むしろ嬉しかった。
私はMなのかなと思うほど、キスしない方でもむしろいいかもしれないと一瞬だけ思った。
でも…お互いに両想いだってわかって好きになった方がいいよね。
薫には悪いけど……。
私の選択肢は決まってる。
どちらも選べない、選びたくないなんて言うつもりはない。
「……ん、」
少し背伸びして、泉の唇にキスする。
すると泉はふにゃっと笑って、すごく愛しそうな顔で私の頭を撫でた。
「……ほんっと、かわいいよねぇ。」
泉は私の頬にキスして、私の耳元で囁いた。
「だーいすき」
素直な泉の言葉。
世界で一番嬉しい。
９./ブラックコーヒー*リオナ様リク→←8./ビター×ビター*Syuger様リク
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いず - ☆メロディ☆＠焼き氷。さん» そうです！文章力なくてすいません…書いていただけたら嬉しいです！！ お願いします！ (2017年8月17日 22時) (
レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - いずさん» ２度目のリクエスト、大変嬉しく思います！承りますが、翠(泉)というのは、翠と泉どっちも、ということでしょうか？ (2017年8月15日 22時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
いず - 再びリク失礼します！！ほぼ同じなんですけど、泉のデレデレと翠（泉）の幼馴染からの告白…的なのお願いします！！ (2017年8月15日 21時) (レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - はい！なんでも良いですよ！！ 書いてくださるだけで嬉しいです！！ (2017年8月13日 11時) (レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - 卯月さん» 千秋ですね！中身はなんでもよろしいんでしょうか？ (2017年8月13日 0時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆メロディ☆
作成日時：2016年12月17日 12時
