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フー、そろそろ倫子おばさんの怒りも収まってきたかな。
そう思いリョーマと共にリビングに
うわぁーお、さっすが倫子おばさんだね。
私の目の前にはボコボコになった南ちゃんの姿が
どんな風になっているかは、あえて何も言わないことにしよう。可哀想だからね。
貴「あれ？お母さん、双子たちは？」
双子たちというのは私の兄弟でリョーマと同い年である。
静「あー、あの子達は2階で寝てると思うから起こしてきて〜、そろそろ夕飯出来上がる頃だし」
出来上がる頃だしって、お母さん、貴方は何もしてないじゃないか。全て倫子おばさんに任せっきりじゃないか。
貴「わかったー」
リョーマよ、しばらく待っていてくれ。離れるのは私もとても悲しいよ。
そしてリョーマはボロボロな南次郎に渡した。
さあ、2階にレッツゴーだ。
と、言いたいところだが、ちょいと寄り道
台所へとレッツゴー
貴「倫子おばさーん」
倫子おばさんの元へと駆け寄る
倫「どうしたの？Aちゃん」
動かしていた手を止めてこっちを向く
貴「私が小学1年生になったら料理教えてね」
倫「いいけど、どうしてそんなに早く？もうちょっと遅くてもいいと思うんだけど」
貴「なにもかも倫子おばさんに任せっきりだから私も料理くらいはしたいんだ。お母さんは全然料理覚える気なさそうだから」
倫「そういう事ね〜、Aちゃんはお母さんと違ってしっかりしてるのね〜」
と、倫子おばさんは私の頭を優しく撫でる
貴「じゃ、私、双子のところに行かなきゃだから行くね。ご飯楽しみにしてるよ」
バイバイと手を振りながら2階へと足を向ける。そして恵瑠＆恵美という看板がかけられている部屋の扉を開ける。
うわぁー、流石わ双子、同じ格好で寝てるよ。
横に体を向け足、手までも同じ格好をしている。
うーん、なんでこんなにも赤ちゃんって可愛いんだろう。それにしても本当にあんた達似てるよ。まあ、流石に男と女の双子だから少しの体格差はあるものの顔は似すぎだね。
さぁー起こすの勿体無いくらいの寝顔だけど起こそ。
貴「恵瑠〜恵美〜起きてー、ご飯だよー」
そう言いながら体をゆする
ﾊﾟﾁ
あ、同時に目が開いた。
そしてまだ寝ぼけているのか目を擦りながら体を起こす。
なんだよそのしぐさ、可愛すぎるだろっ！
貴「さっ、ご飯だから下に降りよっか」
と、手を繋いで部屋から出る
あ、忘れてた。
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作者名：モモモ | 作成日時：2018年5月17日 22時
