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ごはん〜ごはん〜

さぁ!ご飯の時間だぜ!!
ご飯の時間だけど私はリョーマと戯れているぜ!!

私の目の前に座っているリョーマは私と手を繋いでブンブンと手を上下に振っている


貴「リョーマは本当に可愛いなぁ〜本当に南ちゃんの子供なのかい?」

南ちゃんに似てなさすぎてなんだか南ちゃんが可哀想に思えてくるよ。

リョ「あ〜ほ」

へ?…………リョーマ、あんた今なんて?

貴「リョーマがちゃんと喋ったよ!?って言うかアホなんて言葉どこで覚えたのさ!?」

いやいやまぁいいよ、一旦落ち着こう。

深呼吸、深呼吸
フー、落ち着いてきた。

落ち着いた私はとりあえず私の横でゴロゴロしている南ちゃんに聞いてみた。

貴「南ちゃん、リョーマがアホだって、なんでこんな言葉覚えちゃったのさ」

南「あぁ、やっと覚えたのか。」

やっと覚えた?……やっと?覚えた?

貴「は?何?やっと覚えたってなに?どういうこと?」

黒いオーラとはこのことであろう。
顔は笑っているのだが、どこかトゲのあるような微笑みで何故か怖いのだ。
如月Aは、3歳ながらに黒笑という技を身につけたのだ。

まぁ、今は南ちゃんにそんな笑いを向けている訳だが。


南「い、いや、そ、それはさぁ、普段から倫子に俺が言われている言葉であり、その、なんて言うか、仕返しにリョーマに覚えさせて俺の代わりに言ってもらおうかと………。」

そう言いながら私と合わせていた目をだんだんと逸らす。
そして私が「なんでそんなもの覚えさせてんだよ」と言おうとしたとき。

倫「あ・な・たぁ?どういうこと?それ?」

今は台所で夕飯の準備をしているはずである倫子が私たちの前に立っており、怒りに満ち溢れたような顔をして南次郎を睨んでいた。

うわぁ、倫子おばさんコワイ。
リョーマと共に一旦退散

そして私は自分の部屋へとリョーマと一緒に逃げ込んだ。


その後南ちゃんの悲鳴が聞こえてきたのは空耳だと思っておこう。

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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時

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