3話 ページ7
貴「南ちゃん!早く早く!テニス教えてー!!」
南「おいおい、ちゃんと準備体操しろよ。怪我されたらたまったもんじゃねぇーからな。」
あ、忘れてた
いやぁ、準備体操は大事だよね。
貴「へーい」
私は生まれた時から動くのが好きだったのかずっと動いていたらしい。そのかいあってか随分と体が柔らかい。あと跳躍力も結構あるんだよね。
よいっと、さぁ、準備体操も終わったところだし教えてもらうか。
貴「終わったぜ、南ちゃん」
南ちゃんを見ると椅子に座ってだらけていた。
まぁ、いつもこんな感じだしね。
南「おう、じゃ、いつも通り素振りやったあと壁打ちでもやってきな。」
こっちもいつも通りかよ!
貴「もぉー、いっつもこれだけで飽きてくるんだけど」
そう、テニスラケットを持ってから数ヶ月経つけど、未だにこれだけなのだ。
南「じゃあ、そろそろサーブでも教えてやるか。」
貴「ホントかよ!南ちゃん!頑張ってやってくるからちゃんと教えてよね!!」
それから素振りをある程度やったあと壁打ちもし終わって南ちゃんの元へと行った
げっ!南ちゃん寝てるよ。
いびきをかきながら居眠りをしていた。
そして私はある事を思いついた。
私は南ちゃんの耳元へと行き
たっぷりと息を吸いこみ
貴「起きろォォォーー!!!!」
と、大きな声でいうと南ちゃんは驚きながら起きて椅子から落ちてしまった。
空にはまだ私がさっき言った言葉がこだましていた。
フゥーなんかストレス発散になりそうだ、これからもやろっかな。
いや、やっぱりやめよう。近所迷惑になりそうだ。
南「あ、あぁ、終わったか。」
貴「うんうん、南ちゃんが寝てる間に終わったよ」
南「そうか、じゃ、サーブ教えてやっか。
じゃ、まずは基本的なサーブができるようにならねぇとな。」
待ってました!
それから南ちゃんと私はずっとサーブの練習をしていた。
南「こりゃたまげたな、お前本当に3歳児か?」
貴「立派な3歳児ですが何か?それより南ちゃん、南ちゃんが試合で使ってるさ、あれ、なんだっけ?ツイストサーブだっけ?あれ教えてよ」
南「んあ?あれはまだお前にははえぇよ、もうちょっと我慢しな」
えぇー、まぁ、南ちゃんがそういうなら仕方ないけど。
それからはお母さんが夕飯だと言って私たちを迎えに来たので練習は終わった。
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因みに作者はテニスの知識は全くありません。
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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時