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40.サプライズ? ページ44

それから私たちはしばらく沈黙。
私はただ疲れてて息整えるのに必死だったから何も喋らなかっただけだけれども。
なぜに蔵ノ介は喋らない?

蔵「俺、本当にAのこと好きやわ」

何を急に言ってんだよ。

貴「うん、知ってる。」

蔵「あと三日したらA帰ってしまうんやろ?俺、耐えられへんわ」

あー、そっか。私、ずっとここにいる訳じゃないんだよね。
結構楽しい日々だったんだけどな。

貴「別に私が帰っても二度と会えなくなるわけじゃないじゃん。また会いに来るし、蔵ノ介が会いに来てくれたっていいんだよ?
私たち親戚って間なんだからまた会える機会なんていっぱいあるって。」

蔵「そうやな。」

あ、ちょっとまて、さっき気になる単語があったんだが、聞き間違いか?

貴「ねぇ蔵ノ介。あと三日ってどういうこと?あと四日じゃないの?予定じゃ1週間のはずなんだけど。まだ今日で三日しかたってないよね?」

蔵「なんや知らんかったんか?Aのお母さんがなんか知り合いのところに行くから最後の1日はその知り合いのところに行くって言うてたで」

え、なにそれそんなの何も聞いてないんだけど。
まぁお母さんの事だし急に行きたくなったとかそんなのだろうけどさ。

それよりなんで私より蔵ノ介が知ってるのかわからないけど、ま、いっか。

貴「取り敢えず、リビングに行こっか。」

そして私達はリビングに向かった

そしてリビングに入ると

静「誕生日おめでとー、ってことで今日の夜は誕生日会だから部屋の飾り付けやら料理やらやらないといけないことがいっぱいなんだよね。そういうことだから取り敢えずお昼から出かけるから」

あのさ、ひとついい?
普通こういうのってサプライズでやる事じゃない?
普通はサプライズでやるようなことを全部言っちゃってるけど

貴「じゃあお母さんあなた飾り付けやら料理やらしないんだ」

静「しようかと思ったんだけど、絶対大変なことになるからやらなくっていい、だって」

うん、まともな判断だと思うよ
お母さんがやると何やらかすか分からないからね

もういいから私にあの机の上にある朝飯を食わせてくれ。
蔵ノ介はいつの間にか先に言って食べてるし
なんだよあいつ

そして私は何とかお母さんとの話を終え朝飯を食べに机に向かい椅子に座って食べた

蔵「今日誕生日やったんやな。おめでとう。」

貴「ありがと。蔵ノ介も一緒に行くでしょ?」

蔵「今日の昼か?おん、行くで。うちの母さんにも言われたしな。」

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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時

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