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39.歳をとる誕生日 ページ43

朝です。おはようございます。

昨日と同じく私は起きてみれば私達は抱き合った形となっております。
なぜにこんなに寝相が悪いのでしょう。

まぁ昨日と違うところといえば蔵ノ介は寝ていて私が起きてるってことだよね。

そして私は蔵ノ介の顔を見る。

こう改めて見ると本当に綺麗な顔立ちしてる。
目、鼻はくっきりしてるし
なんかまつ毛クソ長いし
羨ましい限りですよ!!

何1人でキレてんだか。

ていうか今日何日だっけ。
えーっと15日?
え、今月って8月だよね。
ってことは8月15日?

………、私、今日、誕生日じゃないか。
あらら、今日の今日まで自分の誕生日を忘れていたとは。

ついに私もちゃんと4歳になったぜ!
イェーイ、………
なに柄にもないこと思ってるんだか。

年がひとつ増えただけだ。
ということは老けてるんだよ!!
徐々に老けていってんだよ!!

喜ぶどころか私は悲しむよ。

まぁいいや。取り敢えず起き上がろ。

だって今、まだ蔵ノ介と抱き合った形なんだもの。

そして私はそっと首に回っている手を退けて起き上がろうとした。
すると蔵ノ介の目がパチリ。
目覚めちゃいましたよ。

貴「あ、起こしちゃったか、どうも、おはようございまする。」

そう言うと蔵ノ介はまだ寝ぼけていたのかそのまま私の腰に抱きついた。

え、何?こいつホントなにやってんの?

あなた昨日からかなり積極的になっとりますけれども。

貴「おい、蔵ノ介。いい加減退いて。」

そういうと蔵ノ介は無反応。
目覚める気なしということか。
いい度胸じゃねぇか。

と私は拳を上にあげ、その拳を振り落とす。
ゴツン
はい、いい音なりましたねー

そしてしばらくすると蔵ノ介は起きて

蔵「A、さっき俺の頭殴ったやろ、あれ、かなり痛かったで」

貴「え?ゴッメーン、そんな痛かった?」

と、何の気持ちのこもっていない、思ってもいないことを言った。

蔵「謝る気ないやろそれ。
そんな悪い子にはお仕置きや!」

そう言うと蔵ノ介は突然私のお腹をくすぐりはじめた。

実は私、結構くすぐりに弱かったりする。

貴「アハハハハハ……も、もうヤメ、……ご、ごめんって…アハハハ…」

笑いすぎて涙目になりながらもそう言う。

蔵「本当やな?」

と、そう聞くと蔵ノ介はくすぐりをやめた。

そして私は笑い疲れベッドにぐったりと仰向けになった。

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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時

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