41.以外に性悪女 ページ45
貴「そっかそっか。
それはいいとしてお母さん。出かけるってどこに出かける気なの?」
と、なぜかルンルン気分になっているお母さんに問いかける。
お母さんさっきお昼出かけるって言っただけで
どこになんてひとつも行ってなかったしね。
あとなんで最後の日友達のところ行くとか聞きたいことはいっぱいでありますけれども
まあ、いいわ
静「え、決めてなかったわ。
じゃあ今考えて、ショッピングモールで!」
え、最初の一言何?決めてなかったって、言い出しっぺだと言うのにかなり無責任だな。
貴「わかったー。」
さっきの事はあまり触れないでおくことにした。
うーん、今思ったけどお昼まで全くすることがない。
何するかね。
蔵「お昼までテニスしに行かんか?暇やろ?」
するとさっきまで朝飯をパクパクと食べていた蔵ノ介がいつの間にか食べ終わり口を開いた。
おお!ナイス蔵ノ介!!
その手があったか。いいじゃんテニス!
貴「オッケー」
そしてしばらくし、テニスをするための用意などしたりすると
蔵「ほな行こか。」
貴「ほーい」
と、昨日の公園に向かった。
昨日も思ったけどこの公園てかなり広いし綺麗だよね。
なんか花壇とかあるし周ちゃんとか喜びそうだなー。
そしてテニスコート。
蔵「今日こそは負けへんで!」
あ、蔵ノ介昨日私に負けたんだっけ。
貴「今日も私が勝つ」
私は無駄に今日もを強調して嫌味風に言った。
私って性格悪ぃなー、そこはさ
私だって負ける気ない、とかそういうことを可愛くいえばいいのに。
ホント私ってズレてるよね。
ま、心にもないことを心の中で思っても意味無いんだけどね。
それからの試合はやっぱり私の勝ち。
まぁ結構ギリギリで勝ったんだけど。
でも、勝ちは勝ちだしね。
蔵「悔しいわ〜、あともうちょっとやったのにな」
貴「蔵ノ介はもっとやったら上手くなるって。これからだよこれから。さ、もうそろそろ戻ろうか」
気づけばもう11時なのだ。
やり始めたのが約9時だから2時間か
昨日ほどあまりできなかったな
そして私達は帰り、玄関の扉を開けた
…なにやってんのお母さん
扉を開けるとそこにはかなりテンションが高いであろうお母さんが立っていた
静「おかえり!!さっ!行くよ!車乗って!!」
え、何よ急に、まだ靴も脱いでないんすけど。
貴「汗かいてんの!!お風呂くらい入らせて!!」
もう本当にベッタベタなんだからね!!
気持ち悪いよ!!
静「お風呂は温泉連れてったげるから」
え、温泉だと!?
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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時