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seventy! ページ32

「白藤!大丈夫か!?」


「え!?何があったんスか!?」


「またもや、頬を切っているのだな」


さっきカッターを投げられた時、掠ったんだろう。どうりで何かが頬に流れてると思った。
キセキはそれぞれAに声を掛けるが、Aはいつも通りへらっと笑った。


クラスメイトは傷ついた美裸野を介抱しており、鋭い視線がAへと集まった。


「白藤君!なんでこんな事!」


「うっ、白藤君が告白してきて断ったら、後悔させてやる!って言って、カッターで襲い掛かってきたの・・・!グスッ」


何マネをする美裸野。
それにワタワタとする周り。

すると、キセキたちが全員、笑い出した。


「え、何!Aってそんな趣味あったのかwwwwww」


『んなわけ!てか、誰が珍種に告白するかっつーのwwwwwwブフォwwwwwwヽ(>д<*)』


「・・・て、事らしいですけど、皆さんもそう思いません?ブフォwww」


黒子は冷静に言うが、どうも待機れなくなり、吹き出す。
それに続いて我慢していた面々も糸が切れたように笑い出した。


「た、確かに・・・!」

「そもそも白藤って・・・」


黒子の言葉に全員が疑問を持つ。
そこにただ一人、梨奈はAのせいべつを知っているため、信じてはないない。

Aの方へ行きたいのだが、Aが目で止めた。
それはイジメにあうかもしれないという予想で、出来れば関係ない奴を巻き込みたくないからだ。


「騙されないで!」


美裸野の一言に全員は美裸野の今の状況を見て、そちらの味方をし、「最低な奴だな!」を最後にそこを去って行った。


「しろちゃん・・・大丈夫なの?」


『少し泳がせ、ここに録音しておいた会話を後で聞かせて、後悔させてやんのが楽しいんだよね〜〜』


ニヤリと笑うAはまるで本物の悪魔のようで、そこの誰もが「悪魔がいる・・・!!」と冷や汗をかいた。


『ま、気楽に行こうぜ?』


Aはそれだけ言うと、そのまま帰宅した。
キセキ達は「まあ、Aだから・・・」という理由で安心できた。
それは見捨てたのではなく、信頼あってこそだ。

seventy-one!→←sixty-nine!


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カナ(プロフ) - sixty-sixでパンダがパンツになってましたよ! (2016年1月9日 19時) (レス) id: d40fc0c379 (このIDを非表示/違反報告)
鴉城 夕無(プロフ) - 梨奈☆さん» ほんとだwあざーっす!! (2014年12月31日 17時) (レス) id: ec74c00303 (このIDを非表示/違反報告)
梨奈☆ - 名前被ったwww面白いっす!頑張って! (2014年12月31日 9時) (レス) id: a5d4373b0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鴉城 夕無 | 作成日時:2014年12月28日 19時

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