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第133訓-ミツバ篇-三 辛(から)い思い出には目を背けたくなる ページ33

時は進んで夜。港が見えるコンテナヤードで男二人と女一人の三人がいた。



「………。」パリッ

「んがァァァァァ!!なんじゃこりゃぁぁ!
水っ……水ぅぅ!!」

「それ差し入れですよ。沖田さんの姉上様から。『激辛せんべえ』。」

「私は昔、辛いものが食べられませんでした。それをバカにしてくる輩がいたので、見返してやろうと毎日辛いものを摂取していたからです。」

「てめぇらァァァァ!!なめてんのか!なんでアフロ?Aに至ってはなんも聞いてねーよ!」




Aは手持ちの水を差し出すと、土方は呆れたように「水持ってるのかよ……。」と言い受け取った。

山崎は何故かアフロで双眼鏡でとある船を見ていた。




「副長。なんで会われなかったんですか?局長に聞きましたよ、昔武州にいた頃の友人だって。不審船調査なんてつまらん仕事は俺に任せてくれれば良かったのに……。」

「………。」

「ヤマグチさん。それは沖田さんのお姉さんの事なのですか?」

「あ、はい。そうです。あと山崎です。
……てかそもそもなんでAさんもここに?」

「不審船調査の書類を見て、少し気になる名前の貿易団体(・・・・・・・・・・・)がありまして。……それに、幕府の誰かが横流しして闇取引をしている、というのは間違いないので。」





幕府に務めているのに見過ごせない。と、静かに言った。

他にも土方が説明し、真選組よりも性能のいい銃火器を所有している話があるところからその線は違いないと補足。


確かに性能のいい銃火器は攘夷浪士が容易に手に入れることは出来ないだろう。だとしたら偉い立場の人間が横流ししていると考えるのが妥当と言える。


そんな風に真面目に仕事の話をしていたのに山崎はミツバの話を続けた。





「副長、ミツバ殿と何かありましたか。」

「え そうなん。聞きたい。」

「あるわけねーだろ!てめーらっ何言ってんだコルァ なんでアフロなんだ。なんで興味津々なんだお前!オイ殺すぞ!」

「……私恋バナ好きなので。」

「だから聞いてねーからァァァ!!」



一通りツッコミが終わった土方がまた懲りずに激辛せんべえを頬張った。




「副長!Aさん!あれ!!」

「……あれが不審船と思われる船か。」

「ブホッッッ!!」




なんで辛いの分かっとって食べるんや土方さん。←



.

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運動系引きこもり(プロフ) - 無影灯さん» はじめまして!コメントありがとうございます!面白いと言うコメントを頂くとやっぱり嬉しいものです…。はいっこれからも頑張りますね!! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
無影灯(プロフ) - はじめまして、お疲れ様です!見やすくて、とても面白いです!これからも応援してます! (2020年3月12日 15時) (レス) id: 7a1223e495 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - 糸針シナさん» シナさんいつもありがとうございます引き継ぎが出来ました。ほんと、お礼したいですいつか。評価の方はこちらで頑張ってみます!ありがとうございました…!!シナさんも更新頑張ってください応援してます…! (2019年11月30日 16時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
糸針シナ(プロフ) - 評価ボタン押せるには押せますが見えませんね…、引き継ぎですが、こちらでできますよ〜!→ https://uranai.nosv.org/favcnt.php (2019年11月30日 16時) (レス) id: 2d5e82106c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:運動系引きこもり | 作成日時:2019年11月30日 15時

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