第134訓-ミツバ篇-四 想えば想うほど胸が痛くなる ページ34
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「ホントはあなたも友達なんかじゃないんでしょう？」
ある屋敷の前でミツバは目を伏せながら銀時に言った。事の流れは沖田姉弟で部屋を出ていった後、お昼にはファミレスでご飯を食べ、成り行きで銀時も巻き込まれたのだった。
銀時は思っていることを伝えるが、素直じゃない言い方だった。それを見抜いたミツバはクスクスと笑う。
「そーちゃんもなつくはずだわ。あなたはどこかあの人に似ているもの。………ねぇ、万事屋さん。」
「あ？」
「あなたは……真選組の上司さんを知ってますか？」
「上司さん？」
「ええ。……実はその人とそーちゃん、上手くいってないみたいで……」
ミツバの様子に銀時は納得した。Aの事だと。銀時が口を開こうとした時、二人に眩しいライトが当てられた。
△△△
不審船調査もひとまず終わりにし、三人は車に乗り込み、出発した。
「当たりでしたね。あの不審船、確かに攘夷浪士と繋がっていました。しかしその首謀者らしき人は何かで顔を覆っていて見えませんでしたが……。」
「恐らく、
「そうですね。」
その後山崎と土方が何やら話し始めたが、Aは胸から携帯を取り出しライトをつけた。後部席に置いておいたまとめてある書類の中からペラペラ捲ってとあるページに辿り着いた。
「(転海屋ともう一つ……、転海屋を通して攘夷浪士と繋がっている可能性がある貿易団体…
“飛燕海”と聞いてAが反応しないはずがなかった。忘れたくても忘れることは出来ない。自分よりとてつもなく大きかった背中が今でも脳にチラつく。
偶然なんか、
はたまた
どちらにせよとっ捕まえてもらわな分からんことやな。
土方はじっ、と書類を見ているAをバックミラーから見やる。
自分なりに鋭い視線を送っているつもりだが、彼女は気付く素振りも見せない。それほど集中していることが分かった。
そのまま土方は見ていたが、この暗い道の中、車のライトに当てられ二つの人影が見えた。土方は怪しく思い、車を停めさせて降りた。
「オイ てめーらそこで何やってる？……！」
「と…十四郎さっ……！ゴホッゴホッ！」
「オイッ！しっかりしろ！オイ！」
車から降りたAの見た光景は人が倒れた瞬間だった。
第135訓-ミツバ篇-五 心配のしすぎは相手を信用していないことと同じである→←第133訓-ミツバ篇-三 辛(から)い思い出には目を背けたくなる
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運動系引きこもり(プロフ) - 無影灯さん» はじめまして！コメントありがとうございます！面白いと言うコメントを頂くとやっぱり嬉しいものです…。はいっこれからも頑張りますね！！ (2020年3月12日 17時) (
レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
無影灯(プロフ) - はじめまして、お疲れ様です！見やすくて、とても面白いです！これからも応援してます！ (2020年3月12日 15時) (レス) id: 7a1223e495 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - 糸針シナさん» シナさんいつもありがとうございます引き継ぎが出来ました。ほんと、お礼したいですいつか。評価の方はこちらで頑張ってみます！ありがとうございました…！！シナさんも更新頑張ってください応援してます…！ (2019年11月30日 16時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
糸針シナ(プロフ) - 評価ボタン押せるには押せますが見えませんね…、引き継ぎですが、こちらでできますよ〜！→ https://uranai.nosv.org/favcnt.php (2019年11月30日 16時) (レス) id: 2d5e82106c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：運動系引きこもり | 作成日時：2019年11月30日 15時
