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15人目。 ページ16

「・・・


らんっ♪らんらららんっ♪らんっ♪らんっ♪
らんっ♪らんらららん…」





私は、スキップをしながら鼻歌を歌い、来客の居る庭へと向かっていた。




それはもう、久しぶりの"人間(オモチャ)"だったから尚更相手するのが楽しみだったわけで。





けれど_________








******。


















「…あらあら、お客様ー?」






私は、偶然庭に通りかかっただけのメイドを装いつつ、その集団に声をかけた。





「ウチの庭で何をしているんですー?」


「…この庭の方、ですか?」


「形式上はそうなっていますねぇ」





いち早く私に反応を見せたのは、赤髪の青年。

それから少し遅れて桃色の少女と緑の青年も私の存在に気づいた。




「あっ勝手に庭に入っちゃってごめんなさい。

その、私たち道に迷ったみたいなんですけど、この辺りにAって女の子の家を知りませんか?」





桃色の少女は、苦笑しながら私に微笑みかける_______その表情に、なんとなく胸がざわつくのを感じた。





「…えーとぉ、取り敢えず、貴方達は一体?」


「あー…えっと…」





少女は、少しだけ表情を歪めると言葉の続きを言いかけて止めてしまった。


そこに、今の話を聞いていたのか否か、ジンさん程ではないけれど顔の整った金髪の青年が割って入ってきた。

本当にジンさん程格好良くないんだけどさ。




「Aっちと俺たちは友達なんスよ!!」


「そ、そうなのですか…A様とお友達で…」


「そうなんスよ!!ってことで!
Aっちの家、知らないッスか?」





少々食い気味に詰め寄ってくる青年を見て、私は一瞬にして悟ってしまった。


『この人…もしかして、馬鹿なのでは…?』


いやいや、そもそも私がAのことA様って言ってる時点でわかるでしょ......

"あー、こいつAのメイドかなー?"くらい考えるでしょ、メイド服着てるんだからさ!?





「し、知っているも何も、私は召使いなので…」


「…なら、Aさんを此処へ…呼んで来て貰えませんか?」





そこに、いつの間に会話を聞いていたのか、水色の青年が口を挟んできた。

・・・正確には、いつからここに居たのか。と問いかけた方が良いと思うんだけど。



















_____この時はまだ私は、
その六人…いや、七人の名前を知らなかった。


まさかまた会う日が来るなんて…
思ってもいなかったんだから______

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黒ウサギ - ハーイ(*´▽`*)楽しみにしていますねっ☆ (2014年11月1日 22時) (レス) id: 630c907ecf (このIDを非表示/違反報告)
みなみな(プロフ) - 黒ウサギさん» ありがとうございます(´∀`*)是非是非、これからもよろしくお願いします(`・ω・´)キリッ (2014年11月1日 1時) (レス) id: 0af48c629f (このIDを非表示/違反報告)
黒ウサギ - お話いつも読ませて貰ってます(^○^)続きが気になって仕方がありません;^)更新楽しみにしています(≧∇≦*) (2014年11月1日 0時) (レス) id: 630c907ecf (このIDを非表示/違反報告)
みなみな(プロフ) - 心縷々さん» えーと…私は心縷々さんの作品を読んだことが無いのでアドバイスというより、自分が気をつけていることを言いますけど…一先ず、私は裏設定を大量に作っていたりしますね。物語の中では語られることの無い物語…そういうものが人を惹きつける魅力だと思うのです (2014年9月2日 17時) (レス) id: 0af48c629f (このIDを非表示/違反報告)
心縷々(プロフ) - あの、お願いがあります。私はホラーを書いているのですが、この小説は私の書けないなんか難しい展開が上手いと思いまして…。厚かましいのですが、アドバイスとかもらえませんか?お願いします!作者名はこのままなので…。 (2014年9月2日 16時) (レス) id: 2c93f684a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みなみな | 作成日時:2014年8月31日 18時

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