1063話 ページ13
✩
あの後にRa*bitsの皆と話し合って、そのライブを引き受けることにした
｢無理ですよぉ〜…こんな貧相な身体を見せしめにできるほどメンタル強くないです…｣
｢あっ、Aやっほ〜♪｣
｢凛月！やっほ〜♪｣
｢切り替えはやっ！！｣
凛月の顔を見た瞬間、嬉しくて一気に笑顔になれた
さすがアイドル…♪
｢さっきまで落ち込んでたみたいだけど、何かあったのォ？｣
｢ええと、その…ライブを、引き受けることになって…｣
｢｢…？｣｣
不思議そうな顔をしてる凛月と鳴上さんに、真白さんが事情を説明してくれた
先輩なのに、情けない…
すると、凛月は急に肩を掴んできた
｢ひっ！？｣
｢Aの裸を見て良いのは俺だけなんだけど｣
｢凛月ちゃんそれセクハラよォ…？｣
｢むぅ…家族だから良いでしょ｣
あはは、膨れてる凛月可愛い…
じゃなかった
｢そういえば、凛月お兄ちゃんとは一緒にプールとか行ったことないんですか？｣
｢えっと…｣
｢一緒に入ったことはないよ。俺は病弱だったからねぇ…見たことはあるけど｣
凛月とはプール入ったことないかも
そもそも、夏の行事を私も凛月もそこまで体験したことがないような…？
｢お祭りとかプールとか、私は無縁な生活してましたから…♪｣
｢うんうん、お家が一番…♪｣
｢話を聞いてる限り、Aちゃんが水着に慣れてないのって凛月ちゃんが原因じゃない？｣
｢え〜、そんな事ないって｣
あれ、どっちだろう…
凛月のこともあったけど、お母さんに殴られてできた痣を見せたくなかったのもあったし
んん…？
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年3月15日 6時
