500話 ページ50
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「お姫様抱っこしてあげる〜♪」
「わっ!?」
後ろの二人がめちゃくちゃ怖い…
片方は睨んできてるし、片方は愛玩動物を愛でるみたいな視線…
撮影なんだから、今は大人しくしとかないと
「いつも思うけどさぁ、なんで女の子ってこんな役回りばっかなんだろう…!」
「あはは、恥ずかしがってるAも可愛い…♪」
「むっ…あとでりっちゃんもしたい」
「え?俺を?さすがに重いよ」
「うっ…じゃ、じゃあおんぶ!」
映えなさそうだけど良いよ〜って言ってくれたから、私はその後りっちゃんをおんぶした
「Aの背中だ〜♪」
「ちょっと、あんまり暴れないで!あはは!くすぐったい…♪」
「おやぁ?これも意外と良い絵になりますねぇ♪」
「二人の笑顔が神々しい…」
「二人とも凄く楽しそう〜♪」
なんでこんな撮影をしたのか理由は分からなかったけど、まぁ記念とかなら全然良いと思う
…できれば誰にも見せないで欲しいけど
「撮影終わったし、A…♪」
「びゃっ!?や、やめっ…!」
「やっぱりAの胸はふわふわで柔らか〜い♪」
「りっちゃん!!」
こんな堂々とセクハラしないでよ!
「先程から思っていたのですが、そんなに柔らかいのですか?」
「げぇっ、変態仮面が興味を持ち始めた…!」
「Aの胸を触っていいのは俺だけだから」
「そんなキリッとした表情でなんてこと言ってるんだお前は。訴えるぞ」
「ぷっ…あはは!」
氷鷹さんのツッコミが面白くて、思わず私は笑ってしまった
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2021年1月31日 6時