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356話 ページ6
✩
｢り、りっちゃん！｣
｢すぅ…｣
｢あら？AちゃんがB組に来るなんて珍しいわねェ｣
｢凛月に何か用事か？｣
｢えっと…その…｣
つい勢いで来ちゃったけど…
何も考えてなかった！！！
え、なんて言おう？
そもそもこんな話を学校のどこですれば良いんだろう！？
｢…ふっ｣
｢｢？？｣｣
｢そ、そう！私はただりっちゃんの顔を拝みたかっただけ！｣
｢…頭大丈夫か？｣
ま〜くんやめてええぇ…！
私だって恥ずかしいよ！！
｢はぁ〜アイドルの顔をこんな近くで見られて私は幸せだな〜♪元気出たし帰ろ〜♪｣
｢お、おぉ…｣
｢それじゃあ皆〜、さらばです！｣
扉を開けた瞬間、目の前に逆先夏目さんがいた
…
ひっ…
｢どうやら真実を知ってしまったようだネ…♪｣
｢ななっ、なんのこと？あとどいて！｣
｢これには連続回避本能というちゃんとした名前があってだネ…｣
｢んな事どうでも良いわ！はよどかんかい！！｣
私が顔を真っ赤にして怒ると、後ろからりっちゃんの欠伸する声が聞こえた
やばっ、起こしちゃった…
｢あァ、それト。こんな面白い話も聞いたかナ？｣
｢今はちょっと静かに…！｣
｢君のその方言ハ…｣
｢あ〜あ〜！聞こえない〜！｣
どうせ朔間さんと駆け落ちする前までは、代々田舎で暮らしていたからだって言うんでしょ！
もう薄々勘づいてたし分かってるから！
すると、後ろから誰かが声を発した
｢A…保健室、行くか？｣
｢…行く｣
恥ずかしすぎて泣きそう…
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作者名：赤月 音 | 作成日時：2021年1月27日 18時
