幸せのおすそ分け８【あんスタ】 (ページ43)

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393話ページ43

✩

｢～♪…ん？｣

鼻歌を歌っていると、マネージャーさんから電話があった

何だろう？

｢もしも…｣

『Aさん新人戦優勝おめでとうございます！！』

｢えぇ！？あ、ありがとうございます！でもどうして知ってるんですか？あれ学校の行事なのに…｣

私がそう言うと、面白いジョークでも聞いたみたいに爆笑してきた

…何こいつ

『Aさんは今世間で注目の的なんだから、学校の中でもすぐにメディアが飛びついてきますよ～♪』

｢…そんなに私注目されてましたっけ？｣

『何でも、千年に一度の美少女…』

｢うわ胡散臭っ。誰ですかそんな変な噂立てた人！｣

『あっ、僕です』

｢お前か！！！｣

やば、つい叫んじゃった…

幸いなことに、今は家に誰もいないから注意もされないけど

はぁ、よかったぁ…

｢あかりさんと距離を縮めるには、今がチャンスですよ！｣

｢…！？｣

｢ベランダから侵入できると聞いたので…♪｣

｢誰に聞いたんですか！？｣

｢それは自分で調べました！｣

調べるなあああぁ…

頭を抱えたくなったけど、それよりも前にマネージャーさんは手を引っ張ってきた

だから…

なんで皆すぐにベランダから出入りしようとする訳！？

｢靴持ってきたんで履いてください！｣

｢用意周到かっ！｣

｢ささっ、今からさっそく向かいますよ…♪｣

｢え！？今7時半…ひっ！？｣

｢俺よく誰かに追われてたんで、これぐらいの高さは平気っすよ～♪｣

ベランダから地面に飛び降りた！？

こ、こいつ…やばい…