4話 ページ4
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「おぉ!ぼうず!」
「うげっ、なんでおまえが来るんだ!」
「おまえじゃなくて、こっちに用があるんだよ」
「うぐっ…」
こ、こいつ…人におぶさってきやがった
悪気はないみたいだけど…
「お前よりかしこいかもな…♪」
「なに!?聞きずてならんぞ!おいおまえ!おれとしょうぶしろ!」
「は、はぁ…?」
「めんどくせ〜な〜。遊びたいって言えばいいのに」
「遊びじゃない!しょうぶだ!」
こんなの、巻き込まれ損やんか…
内心呆れつつ私は何をして遊ぶ(?)のか気になって、耳を傾けることにした
「うごきたくないから、あたま使うほうがいい!」
「ふふん、おれにずのうせんでいどむなんて、バカだなおまえ」
「何かっこつけてんだ。おれに負けてたくせに」
「だまってろ!」
この二人、意外と仲良いんだね…
「あっ、オセロしたい!もってる?」
「持ってるぞ。すぐ取りに行くから、ぜったいにまってろ!」
「ぜったいって…またなくていいってこと?」←
「そうだな。行こ〜ぜ」
「あ、うん!」
あの後、あの人はどんな気持ちで盤と石を持ってきてたんだろう…
さすがに、ちょっと可哀想だなって思った
私たちは本当に待たず、そのままれいくんの家に向かった
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2020年3月15日 0時