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五十一話でしなしな ページ1

「あ、あのfineの…」

「プロデューサー…だと…?」

「う、うん」


私より大ダメージを受けてるちび凛月のおかげで、私は一ミリもシリアスな気分になれなかった←

ちび凛月があれからしなしなになってる


「(もしかして…)」

「Aさま、これから宜しくお願い致します」

「は、はい!宜しくお願い申し上げます」

「敬語移ってんぞ」

「ふふっ、わたくしのことは気楽に接してください」


言葉と台詞が一致してな…んん?なんて言えば良いんだろ?

こっちまで敬語使っちゃうよ!

私はしょんぼりしてるちび凛月を撫でながら反論した


「た、ためで話しても怒らない?」

「ええ。皆さんそうですよ」

「わ、分かった。頑張ります…」

「分かるわよォAちゃん。こっちが気にしちゃうわよね」


みんなとお喋りしてると、衣更は何故か悶々と考えごとをしていた

凛月はいつも通り寝てるから無言だし


「な、なぁA。生徒会の仕事で手伝ってもらいたいことがあるんだけど、放課後時間あるか?」

「うん!あるよ!」

「…!マジでさんきゅ!」


fineの一人がいるから、カモフラージュしてることぐらい私には分かるよ


「…俺も、混ざる」

「お、おぉ…おまえ起きてたのか」

「密会とか危ないよ」

「おまえは余計な茶々を入れるな」


あはは…凛月、寂しいのかな

今日はいつもよりずっと落ち込んでるし

…ちび凛月も、尋常じゃないぐらい凹んでる


「…」

五十二話は甘えんぼ→



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作者名:赤月 音 | 作成日時:2022年3月30日 15時

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