焦燥する騎士【あんスタ】 (ページ50)

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気絶ページ50

｢お前も大変だなぁ｣

｢あはは！私は見た目と性格が違いすぎて、よくお小言を頂いてましたよ～｣

｢よく頑張ってるよ｣

｢ここだけの話ですけど、本当はれいさんに感謝してるんです。いつも知らん顔で馬鹿な喧嘩をしてくれるのが、結構嬉しいんです｣

小さい頃から、ずっとそんなれいさんに尊敬してる

まぁ本人には言うつもり全くないけど

｢聞いて聞いて！この前れいさん、寝起きは吸血したがるらしいのに、それを隠してくれたんですよ！｣

｢あいつのそういう所、モテ要素だよなぁ｣

｢嬉しくって私、いつもよりいっぱい馬鹿にしてあげました！｣

｢お前らって本当にそういうとこあるよな…｣

さがみ先生と雑談してたら、廊下から急に大きな足音が近づいてくるのが聞こえた

｢さ～がみ～ん！！｣

｢明星か。頭に響くからもうちょっと静かに…｣

｢それより！ち～ちゃん部長の怪我治してあげて！
もう！スタントマンなんて危ない仕事やめなよ！｣

｢俺は大丈夫だ！というか、いつもこれくらいの傷は作ってるしな！｣

｢あっ…おい、A見るな｣

そのとき私は、既に意識を失っていた

うん。気絶してた

｢はぁ、遅かったか…｣

｢え？｣

｢…｣