そんな遊びご褒美やんけ ページ43
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今日のレッスンは流石に疲れた
珍しく俺が欠伸なんかして、くまくんみたい__
「うわっ!ちょっと、あんた誰にぶつかって…」
「っ…!!」
向こうから走ってきたそいつは、俺にぶつかるとファイルを落とした
「そ、それ…」
「ひいっ…!」
「あっ!ちょっと待て!!…ちっ」
地面に落とした拍子に開いたページには、明らかにAの盗撮した写真が大量に入っていた
…顔は覚えたからねぇ
「はぁ、なんで今日に限ってこんなに疲れてるんだか…」
「この声…瀬名先輩?」
「ん?A?」
「し〜…!見つかるから静かにしてください…!」
「…何してんの」
草むらで隠れてるAに呆れそうになったけど、俺はそこで思わずはっとした
あいつ、さっきこの方角から走ってきたよね…?
俺はAに掴みかかった
「だ、大丈夫!?あんた、何もされてない!?」
「だから静かにしてってば!」
「あ!Aはっけん!」
「うわあぁ…」
嫌そうな顔をすると、葵…ひなたくん?は、思いきりハグをした
…は?
「ぎゅ〜♪」
「あんたら、何してんの…」
「かくれんぼです!Aを見つけたら、それぞれ自分なりにAにアプローチするっていう遊びです!」
「何それ…あぁ、だからか」
「「…?」」
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作者名:赤月 音 | 作成日時:2019年4月25日 23時