【鉄血のオルフェンズ】鉄華団と元情報屋の少女 Part5 【完】 (ページ32)

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貴女side

このプロジェクトは厄祭戦前期に立案、そして始動された。

ギャラルホルンがこの実験のスポンサーになっているらしい。

精子や卵子の提供者を探すのは苦労したが、完璧な欠点のない自分の子供が作れるのならと自ら提供する人もいたという。

第一世代の実験体は特に遺伝子操作に時間がかかったと聞いた。

過去の実験体は遺伝子操作の時点で死んでしまったりしたことがあったという。

精子と卵子は何度でも作れるように、死んでも同じ精子と卵子が使えるように複製を数多くしていた。

第一世代と呼んではいるが、完成するまでに多くの実験体が死んでいるのは確かだ。

そして厄祭戦が集結した後も、戦争が起こると想定し、研究は続けられた。

そして、300年というとてつもなく長い月日をかけ全員を実験体を完璧な完成体として仕上げることに成功した。

この研究に参加出来た者として誇らしく思う。

このプロジェクトに私の先祖が昔、遺伝子を提供された。双子に使われたと聞いた。

彼らの遺伝子操作は私が操作した。

我ながら最高の子供を造り出したと思っている。

だが、一つミスがあるというのなら双子にはほかの実験体と比べ、感情というものがあまりない。

だが、“感情“が邪魔をし、殺戮兵器として相手を殺せないという難点を考えれば“怪我の功名”というものかとも思う。

以上が私の知ってる計画内容だ。