意地悪が90こ ページ43
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『ッ、ん……?』
目が覚めて、ぼーっとした頭で辺りを見回す。
綺麗に整頓されているシンプルな部屋。
私いつの間に眠って……?
今何時だろう。
いつも寝る時は側に置いている携帯に手を伸ばす……が、無い。
だんだんと意識がはっきりしてくる。
携帯を探そうと起き上がると、私の頭から何かが落ちてきた。
……濡れてるタオル……?
と、いうか……ここって……私の部屋じゃない?
ベットの側に置いている大量のぬいぐるみも無いし、私の部屋はもう少し散らかってる。
首を傾げていたら、ドアが開いた。
「あ、起きた?」
『へ?あ、赤司君?!』
「さっき突然倒れた時は驚いたよ、やっぱり熱あったんじゃないか。顔も大分赤いし高熱だろうね、これ体温計。ちゃんと測ってね」
『え、あ……う、ん……?ここ何処?』
「僕の部屋だよ」
『?!嘘!わ、私男の子の部屋とか行ったことないよ!なな何かごめん!か、帰』
赤司君が何でもないかのように私に体温計を渡してきて。
ここが赤司君の部屋とか、という事は私は今赤司君のベットで横になっているってことで……!
まだふらふらして身体も熱いのに、びっくりした私は急いで赤司君のベットから起き上がり立とうとした。
が、やっぱ高熱だ。
急に立ち上がったからか、すぐに立ち眩みが襲ってきて前のめりに倒れてしまう。
床にぶつかる、そう思って目を瞑った。
『……っ?』
「……危ないな、今は横になって休んだ方が良い」
けど、衝撃は全然来なくて目を開けたら赤司君に抱きかかえられていた。
そのまま私はまた赤司君のベットの中に戻される。
毛布をかけられて、熱さまシートを額に貼られた。
『あ、あの……』
「おかゆ作ってくるから、大人しくしてなよ?勝手に帰ったらお仕置きするからね」
『え、ちょ、まって……あ……』
私が待ってと声をかけるも聞く耳持たず。
赤司君が部屋を出て行ったのと同時に、体温計がぴぴっと鳴った。
仕方無く見てみると、39度後半。
『……え、思ったより……ある……』
確かに顔も手もどこを触っても熱いしな。
どうしよう、そう思ったけどだるいしくらくらするしで大人しくしている事にした。
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葵(プロフ) - 関節じゃなくて間接なのでは? (2020年3月17日 21時) (レス) id: 349b72f88b (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - カコさん» 赤司様ぁぁぁぁぁ!!!夢主の彼氏になったら夢主をたくさん虐めてくださぁぁぁい!!!大好きでぇぇぇす!!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - 朱香さん» もうここからは最後まで駆け抜けれますよ笑 エレベーター上ってます笑 早く彼氏彼女になるんだ赤司様と夢主!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - *杏花*さん» 無限にあっても足りないくらいですよね笑 ちょっと好きになりつつある夢主を完全に落とすまであと少しですね!赤司様頑張れ!私も最後まで頑張ります!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - 真理亜さん» そんな事言ったらすぐ赤司様に襲われちゃいますよ笑 赤司様はドSですからね、耐えれますかね……?ぐへへ(^p^三^p^) (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神崎セルザ@復帰しました | 作成日時:2017年12月24日 12時