意地悪が83こ ページ36
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赤司side
大分時間を使ってしまった。
本当にAは手間がかかる。
アリスが何度も何度も説明して、ようやく現状を理解したAは
『あ、と、そうだ!そうだよ!西行アリスって聞いたことある名前だと思ったら小学生の時に友達だった……!』
「やっと思い出してくれましたか!確かにあの時も近所に住んでいたのは半年間だけだったので、覚えていないのも無理は無いですが」
『わー!!アリスちゃんだー!!』
「……A、僕の告白を無かったことにするつもり?」
『……っ!そ、そうだった……!あ、え、じゃ、じゃあ、あ、赤司君は……わ、私が……す、好きなの?!』
「さっきからそう言ってるだろう」
信じてくれないの?
追い打ちをかけるように言えば、Aの顔は途端に赤く染まり僕から目線を逸らす。
この反応をするという事は……やっと信じたのか。
『ででででも!私はっ、あ、赤司君の事は好きじゃない……し……』
「あぁ知ってる。フラれる事は前提で告白したからね」
『へ?!』
「この告白の目的はAと付き合う事じゃない。Aに僕の好きな相手が自分だという事を分からせ信じさせる為」
『……?な、なんで……?』
「そうすれば、Aは今から僕を意識して、僕に見られる度に顔が赤くなり、僕の事で頭がいっぱいになる」
話しながら、試しにAを見つめると後退りしていくA。
構わず追いかければ、やがてAの
後ろは壁で塞がれもう逃げれない。
それを良い事に僕は、だんっとAの横に手をつき、覆い被さる。
Aは座ったままびくりと肩を揺らして、僕を見上げた。
好都合だ。
そのままAの耳元に顔を寄せる。
そして息を吹きかけると、囁いた。
「ほら、意識せずには居られないだろう……?」
Aを追い詰めるのは楽しい。
耳まで赤くなって僕を無意識に上目遣いで見つめるAが、たまらなく可愛い。
でもまだだ。
まだ触るのは我慢。
Aの好感度を下げる訳にはいかない。
『い、言っておくけど……!わた、私赤司君とは、つ、付き合わないからね……!』
恥ずかしいのか顔を背けたA。
だが僕にはそんな事を言われるのも、予想済みだ。
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葵(プロフ) - 関節じゃなくて間接なのでは? (2020年3月17日 21時) (レス) id: 349b72f88b (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - カコさん» 赤司様ぁぁぁぁぁ!!!夢主の彼氏になったら夢主をたくさん虐めてくださぁぁぁい!!!大好きでぇぇぇす!!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - 朱香さん» もうここからは最後まで駆け抜けれますよ笑 エレベーター上ってます笑 早く彼氏彼女になるんだ赤司様と夢主!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - *杏花*さん» 無限にあっても足りないくらいですよね笑 ちょっと好きになりつつある夢主を完全に落とすまであと少しですね!赤司様頑張れ!私も最後まで頑張ります!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - 真理亜さん» そんな事言ったらすぐ赤司様に襲われちゃいますよ笑 赤司様はドSですからね、耐えれますかね……?ぐへへ(^p^三^p^) (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神崎セルザ@復帰しました | 作成日時:2017年12月24日 12時