意地悪が82こ ページ35
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はかなくして、口を開く。
「アリスから聞いたが、Aは僕を応援しているんだって?」
『……い、いや……でも……まぁ……少しは……け、けど!最近の赤司君はまた女好きになってるっていうか……!本命の子に失礼っていうか……』
「……そうだね。確かに一理ある。どれだけの女に言い寄られようと、たった一人の女の子に振り向いて貰わなければ意味は無い」
『だ、だからさ!何かまぁ話を聞いてると、赤司君ちゃんとアプローチ出来てないんじゃないの?挙げ句の果てに、あんなに女の子といっぱい喋ってたらその子に女好きって思われて益々……』
「分かった、ならその子かなりの鈍感だからもう告白するしかないかな」
『そうだよ、そう……って、え?!』
いきなり?!
隣に居るアリスちゃんもちょっと驚いてるんだけど。
困惑して、でもとりあえず頑張ってぐらいは言ってあげようかと声をかけようとすれば
私の言葉は遮られる。
「今ここで告白するよ」
『は?!こ、ここで?!アリスちゃんに?!』
「だから違う」
『じゃ、じゃあわざわざ好きな子をここに呼び出すの?!』
「好きな子ならもうここに居る」
『え?!』
更に困惑。
何を言ってるんだ、目の前のこの人は。
もう居るって、ここには私とアリスちゃんしか居ない。
それでいてアリスちゃんは好きな子じゃないと赤司君は言う。
もはや意味が分からない。
アリスちゃん以外で好きな人……?
検討もつかない、けどここに居るって……?
いくら考えても分からない。
すると
「好きだよ、A」
『ッ?!』
わざわざ正座している私にしゃがんで目線を合わすと、赤司君はとんでもない言葉を私に向かって放った。
思わず後ろを向く、後ろに私と同じ名前の人が実は居たとかいう説を信じて。
でも誰も居ない。
「僕の好きな人は、Aだよ。」
『あ、あ……え?!あ、あの、な、何の冗談……』
「だからAが考えていた僕の本命という奴がAだって言ってる。僕は絶対に冗談なんて言わない」
『ほ、ほんとに嘘は……』
「A先輩!本当ですよ!私は、赤司先輩に頼まれたんですから!A先輩に振り向いてもらうのを協力してくれって!」
アリスちゃんまで。
それでも信じられず、目を泳がすとアリスちゃんは1からバスケ部に入った理由を話し始めた。
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葵(プロフ) - 関節じゃなくて間接なのでは? (2020年3月17日 21時) (レス) id: 349b72f88b (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - カコさん» 赤司様ぁぁぁぁぁ!!!夢主の彼氏になったら夢主をたくさん虐めてくださぁぁぁい!!!大好きでぇぇぇす!!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - 朱香さん» もうここからは最後まで駆け抜けれますよ笑 エレベーター上ってます笑 早く彼氏彼女になるんだ赤司様と夢主!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - *杏花*さん» 無限にあっても足りないくらいですよね笑 ちょっと好きになりつつある夢主を完全に落とすまであと少しですね!赤司様頑張れ!私も最後まで頑張ります!笑 (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@新垢2(プロフ) - 真理亜さん» そんな事言ったらすぐ赤司様に襲われちゃいますよ笑 赤司様はドSですからね、耐えれますかね……?ぐへへ(^p^三^p^) (2018年3月4日 13時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神崎セルザ@復帰しました | 作成日時:2017年12月24日 12時