54.side？？？ー君に告ぐー ページ9
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「……Aって、演技が上手だよね」
モニターばかりの、黒い部屋で少女が呟いた。
見つめている画面は、体育館。
「お姉ちゃん、本当にこれでいいの？」
「……そう、これは約束なの。神桜小学校を賑やかにするための。安心して、大丈夫。今画面に写っている人達は全員、必ずここの生徒になる」
でも。
何だかおかしい。
何か違和感を感じる。
どうして、ここまで大量に敵を増やしたのに、あいつらは誰一人として生徒にならない？
誰一人として、死なない？
学校の全てを管理しているのは私だ。
後A。
なのに……何故。
「誰かが……全員生かそうとしている？」
親指の爪を、カリッと噛んだ。
腕を組み、その誰かを考える。
第三者が居る。
今体育館に居ない、私達側でも無い、第三者。
誰だ、誰だ、誰だ、誰だ。
「……待って、」
その事に、Aは気付いているの？
やっぱりおかしい。
第三者、こいつを誰か暴かなければならない。
「……これは、私達が考えた物語なはず。プロットは私を軸に構成されているはず。私がヘマをしない限り、物語が揺らぐ事は無い。線路の上を、ひたすら走り続ける。」
けど。
予定では、ここまでで3人は生徒にしているはずだった。
予定が狂っている事に、Aは気付いているの？
いや、違う。
まさかAという人物も、誰かが勝手に……
私達側から、まだ生きている人間側の味方として、話を作り変えた？
「……ひまり、私少しここを空けるわ。」
「どこ行くの？」
「第三者を探してくる」
どのモニターにも映らない第三者。
決して姿を現す事がない第三者。
少女は黒い部屋から姿を消した。
残された白羽ひまりは、体育館のモニターを苦しそうに見つめる。
「Aお姉ちゃん、私ね、」
物語が、揺らぐ事は無い。
一度出来てしまった物語が、止まる事は無い。
それは現実においても、同じ事だ。
ただし別の誰かが、本来なら物語に加わるはずのない人間が干渉した場合に限り、その物語は簡単に揺らぐ事になる。
予め用意されていた物語が、誰かが干渉した事によって、狂ってしまったようだ。
その第三者が誰かを、君ならすぐに気付く事が出来るだろう。
君とは誰の事かって？
……君は君だ、君以外に誰が居る？
物語を変えてしまった罪は君にある。
良く考えるんだ。
君は、君だよね？
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神崎セルザ@復帰しました(プロフ) - 繚乱ノ銀夜桜さん» そう思って頂けるだけで私は幸せです！！！←そう思わせるのが当初の目的だったりするので笑 (2017年5月18日 15時) (
レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
繚乱ノ銀夜桜(プロフ) - これ凄い…第三者って私の事か！？ってなったwww (2017年5月7日 13時) (レス) id: 3246732b26 (このIDを非表示/違反報告)
エコロ - 良太よ、お主やりおるの。神崎殿がそう思われる程輝くとは･･･!!← うちは千尋一筋だ!!･･･が和成があざといのです。同じ状況ですよ、ハイ。本当声優凄いですよね〜!イケボです!! (2017年4月5日 17時) (レス) id: 41909b66f3 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@復帰しました(プロフ) - エコロさん» 黄瀬君に惚れそうになって、危ない！私は赤司様一筋よ！と何度なった事か……笑 声優さんはもう本当みんな声がイケボすぎてむしろ怖いですよね笑 (2017年4月3日 15時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
エコロ - はい、黄瀬が輝いてました。とっても良い意味で、です。うちも声優好きですよ! (2017年3月31日 23時) (レス) id: 41909b66f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神崎セルザ@復帰しました
| 作成日時：2017年1月5日 12時
