【赤司征十郎】学校を駆け回れ！2【黒子のバスケ】

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「でもこれで、Aちゃん達の手助けをする事が俺も出来るようになったよ」

「消えたりしねーの？」

「……いや、今消えてないしそうなんじゃないかな」

「随分あやふやなのだよ」

「俺もあまりこの幽霊？の姿になったらどうなるのかとか分からないから……まぁでも消えない限りは俺も手伝うよ、俺以外の奴も思い出せば良いんだろ？」

『そうなんだけどね……まだ先は長そうというか……』



本に書かれていた人達で解決していない人はまだ結構居る。
無名さん攻略は強すぎるのとラスボス臭を感じるから後回しにして……。



さっきの貞子さんと、お面さん、信長さん、クマさんをどうにかしないといけない。
キヲクって奴は……どうなったのか分からない。
完全に消えてはいないみたいだから、また後で出てきそうな気しかしないけど。



とりあえずは他の人と合流したい。
携帯やらなんやらが使えないから、何処に居るのかなんて分からないんだけどね。



あ、でもそういえば



『黄瀬君と青峰君に信長さん押し付けちゃったけど、あれからどうなったんだろ』

「あぁ……忘れていたのだよ、仲良く散歩でもしてそうなのだよ」

「散歩ww信長さんてあの人形だろ？」

「会ったの？」

『会って、ちょっと邪魔だったから押し付けちゃいました』

「辛辣www」

『亮君は信長さん知ってる？』

「信長さん？あ、知ってるよ、信長さんって人見知り凄いんだよね」

『人見知り凄いのに着いて来るんだ……』



お化けが人見知りするの？とかそんなツッコミは置いておいて。
まずは黄瀬君と青峰君を探しに行くのが早いかもしれない。
亮君は知り合いみたいだし、信長さんが亮君を見てどんな反応をするかとか見てみたい。



その為にはまずは……



『青峰君と黄瀬君って何してたんだっけ？』

「確かクマを探しに行ってたんじゃなかったかなー」

「クマ……あの危ない奴か」

「真ちゃんも普通の人からしたら十分危ない奴なんだけどなww変な物持って来てる時点でww」

「煩いのだよ高尾」

「クマさんかー、俺あいつは話が通じないから嫌いなんだよなー……」

「亮君って意外と皆と知り合いなのね……」



クマさんを探せば青峰君達に会えるかもしれない。
確かに包丁を持ってるから危ないけど、ウッヒョーとか言ってるから音に注意してれば気付かれる事は無い、よね。



よし、これは何だか信長さんより前に、クマさんを攻略する事になりそうだ。




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