猫になった能力持ちの少女 (ページ14)

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55話！ページ14

～日記～

窓際に置かれた机の上は、
ろうそくによって照されていた

最初の日記をかき終えた私はペンを置き
改めて内容をマジマジと確認する

「ん～こんなもので良いのだろうか」

意外と難しい物だった

「最初こそ気合いを入れねばと思ったのだが」

「そうかい？とても素敵だと思うけど？」

「うわぁ！」

「あはは、ごめんごめん」

「そういえば、あの猫あれから1回も見とらんな」

「本当だね」

「御礼の1つも言えてないのだぞ？」

「まぁ…そうだけど…」

「決めた、今度は私が猫を助ける」

「えぇ！？彼は困っている様子はなかったけど？」

「もし猫が困ったら、泣くような事があったらの話だ」

本当にそんな事があるとは思えんが

そうしないと自分の気が収まらん

「そういえば、シオンは寝たのか」

「うん、今日は外でたくさん遊んだからねぇ、グッスリだよ」

それを聞いて少し安心する

いつまで、こうしていられるのだろうか…