緑間「赤司征十郎は2人いる」 貴方「そのうちの1人は家に居るよ」キセキ「「マジか」」 俺司「しかも、Part2が作られてしまったらしい」 僕司「なん…だと！？ 頭が高いぞ！！」

＊44. 赤司君、これは大きな賭けだよね＊ ページ10

黒子「ただもう一度、青峰君が笑ってプレイする姿を見たい」



聞こえてきたテツヤの声。



黒子「もし、この試合に勝つことができたら…もしかしたら…」



火神「さぁな…知るかよ、そんなもん。 人間、そんな単純じゃねーだろーし、俺達が勝ったところであいつが変わるかどうかなんてわかんねー」



少しキツい、大我の言い方。



でもね、分かってるよ。



火神「ただ、負けたらそれこそ今までと何も変わらねぇ」



最後に何か言っていたけど、聞こえなかった。



けど、テツヤが笑っていたから、きっと良いことを言ったハズ。



A「…さぁて。ワザとらしく行こっか」



赤司「あぁ」



A「…あ、大我！テツヤ！
もう、冬なんだからあんま外に出ちゃだめでしょ？ 風邪引いて、試合に出れなくなったらどーすんの！」



どーだ、私の『今来ましたよ』演技は！



火神「うげ、姉貴！」



黒子「Aさん！」



A「2人とも、誠凛の大事な光と影なんだからね？ 片方が欠けたら、大変だよ！」



黒子「すみません」



火神「悪かったよ、姉貴」



A「分かったんなら良し！
じゃあ、テツヤ！今から突破口、教えるから！！」



火神「なんか浮かんだのか？」



A「うん。けど、これをするかはテツヤ次第なの。
なんせ、大きな賭けだからね」



黒子「教えてください、Aさん」



A「うん。その賭けってのはね…」



テツヤなら乗るだろう。



負けられない理由を、テツヤはちゃんと知ってるから。



…ほら、その証拠に話を聞き終わったテツヤの顔が変わった。



黒子「やります、僕」

＊45. 赤司君、言うなら今だよね＊→←＊43. 赤司君、誠凛に絶対に勝ってほしいから、力を貸して＊

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