緑間「赤司征十郎は2人いる」 貴方「そのうちの1人は家に居るよ」キセキ「「マジか」」 俺司「しかも、Part2が作られてしまったらしい」 僕司「なん…だと！？ 頭が高いぞ！！」

＊65. 赤司君、なんだろうね、これ…＊ ページ34

A「え？バスケ始めたきっかけ？」



いや…なんで驚いたんだ？私。



そういう質問されても当たり前なのに。



黒子「それ、僕も気になります」



A「う〜ん…始めたきっかけ…」



あれ？そういや、なんでバスケをし始めたんだろう？



それに、良く考えてみればいつ頃からしてるのかさえも分からない…



黒子「テレビで見たとか？」



A「それはテツヤでしょ。私にはもっと別の理由が…」



ある、はずなんだけどなぁ…



赤司「思い出せないのかい？」



A「…うん。なんでだろ。
そーゆー赤司君は？」



赤司「俺は…」



赤司君は顎に手を当てて考え始める。



赤司「…俺も思い出せないな」



黒子「あれ？赤司君はインタビューで、
『頭脳と技能、両方が必要なところが魅力的に映ったのかもしれませんね』
なんて、ドヤ顔で言ってたじゃないですか」



赤司「あれはもう1人の自分の意見だ。俺自身は始めたきっかけを覚えていない」



黒子「そうだったんですね…」



A「ちょくちょく入れ代わってたんだね」



赤司君と私が始めたきっかけは分からないけれど…



まぁ、支障はないからどうでもいいことだ。



…そう思うのに、どうして気にしてる私もいるんだろう…



何か、とても大切なことを忘れてるような…？

＊66. 赤司君、これは夢…だよね？＊→←＊64. 赤司君、バスケをするのに性別は関係ないと思うんだ＊

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