さんじゅういち ページ35
貴女side
夏「ボク、Aちゃんのこと異性として好きだ。」
……え?
え?異性として、好き…?
『え…っと?』
夏「笑った顔、無邪気で可愛いところ、
ボクの名前を呼ぶ優しい鈴のような声…。
他にも好きなところはたくさんある。
誰よりもAが好きだって、自信ある…。」
幻聴じゃ…、ないよね……?
夏目先輩が私のこと好き………?
夏「だから……、
ボクと付き合ってくれませんか。」
周りの音が聞こえなくなり、その夏目先輩の言葉がはっきり聞こえる。
夢じゃないかって思うけど、心臓がすごい速さで脈うってる。
『……ふふ、そんなの…、
断らないわけないじゃないですか……。
私もずっとずっと前から、
夏目先輩のことが好きで好きで仕方ありませんでした。
もちろんファンとしても好きですが、
最近は異性としても、夏目先輩のことが大好きでたまらないんです。
だから……』
よろしくお願いします、
その言葉を言う前に、夏目先輩に抱きしめられた。
夏「…よかっタ、てっきり、振られるんじゃないかっテ……。
これ夢じゃないよネ?」
『……ちゃんと現実ですよ、夏目先輩』
下からチラっと夏目先輩の顔を見ると、
耳まで真っ赤に染まっていた。
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Αγιάνο(プロフ) - 初めまして。Αγιάνο(あやの)と申します。偶然この作品をお見受けして、推しがメインに出ていたこともあり、一気に読み終えてしまいました。とても良い作品だと思います。更新、心待ちにしています♪ (2022年6月24日 16時) (レス) id: 1fbdbb976e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なめたけ | 作成日時:2022年3月26日 14時