貪欲な彼２【練紅炎】 (ページ12)

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意味がないページ12

「…はっ！？」

嫌な夢を見た…変な汗が止まらない。

それに、手を伸ばして…誰かを…

アラジンが弟はわかってるしそれに、お母さんも見た。

改めて思うのは…私のお父さん。

そして…驚いたのが

バト…

「可笑しい…」

なんだろう…アラジンから身内だって話を聴いた時…私

変になった？

ー覚えてないよねー

！

そうだ、覚えてないんだ…記憶喪失で…

頭をガシガシとかいて私は服を脱いで着替えようとした。

紅炎「A…話があr…！？！？」

ノックもしないで勝手に入ってきた紅炎は声が出なかった

なんたって

Aが、上着を脱いで着替えようとしていたところに接触したのだ！！←

「…あ。」

紅炎「…っA…」

紅炎は後ろを向いて

紅炎「いやっ、見てないz「どうなされました？」

以外と冷静なAに呆気を取られる紅炎だった…

紅炎「いや、実は…俺たちがいない間。敵国の奴らがここまで攻めてきた…からこれから、戦争になる。」

「そう…ですか。」

紅炎「だから、お前はマギの姉とは言えど"チカラ"を出せない限りただの一般市民と同じだ。
だから、お前はこの部屋から出るな。」

紅炎はAの肩を掴み真剣な表情で言う

紅炎「お前が、大切だが…俺は仲間も家族も国民も大切だ。背負うものが大きくてあまりお前を、守れるかどうか…」

紅炎は下を向いて唇を噛んだ

「紅炎さん…大丈夫です。私だって自分の身は自分で守れます。だから、今は国を…心配して下さい…私よりも幼く小さい者が襲われたらひとたまりもありません。
紅炎さんは、立派な王になるのでしょう？
私の事は後回しで構わない。」

すると、紅炎はバッと顔を上げ私を見た

紅炎「俺が王になって…隣にAがいないと意味がない。俺はお前と離れたくはないし、離れるつもりすらない。」

胸の奥が熱い…

紅炎「これだけは、確かだ。A…………
死ぬなよ。」

そう言うと彼は立ち上がりドアを開く

閉じる瞬間に私が言ったのは

「怪我はしないで。」

だった…

紅炎さんは扉が閉まる少し前にフッと不敵な笑いをして閉じたのを…私は見ていた。