▼９ ページ9
そして翌日、目を覚ました私は学校に行く支度をし、朝食を食べて通学鞄を肩にかけて玄関に行き、革靴を履いて家を出た。
｢ふ、あぁ……そうだ、今日はまだログインしてなかったっけ……｣
欠伸をしながら私は紺色のブレザーの胸ポケットに入れていた携帯を取り出し、ゲームを開く。そうすると｢ログインボーナス｣と文字が表示され、タップすると｢赤いコインを10枚獲得しました｣と文字が表示された。
｢まずは朝食を食べさせないとね……｣
私はごはんのアイコンをタップし、トーストをタップしてコノハくんの左上に現れたトーストを指でスライドし、コノハくんに渡す。
『トースト、美味しそう……。いただきます……』
そう言ったコノハくんは小さな両手で焼きたてのトーストを持ち、もきゅもきゅと食べる。
あ、ほっぺたがぷくっとしてる、可愛いなぁ……。
朝から癒されているとコノハくんはトーストを食べ終え、周りにはハートが浮かんでゲージへと吸い込まれていき、ゲージの５分の２がピンクに染まった。
｢んー、次は……そうだ、服買ってあげよう｣
そう呟いて私はショップのアイコンをタップし、５つのうちの１つ、服のアイコンをタップする。
……そうだ、これ渡してみようかな？
私は画面をスクロールさせていき、目に入った黒いメイド服をタップし、赤いコイン50枚を使ってそれを買った。
そして戻るボタンを押して育成ルームに戻り、着替えのアイコンをタップしてメイド服をタップし、コノハくんの左上に現れた紙袋を指でスライドさせてコノハくんに渡す。
『服、買ってきてくれたんだ……。今、着替えてくるけど……覗いちゃ、ダメだからね……？』
そう言ったコノハくんは、隣に出現したカーテンの向こう側へてくてくと歩いていく。私はまた、昨日のようにカーテンをタップしてみる。
『っ！ ……びっくり、した。……まだ着替えてるから、待ってて……』
そうするとコノハくんはカーテンの横からひょこっと顔を出し、そう言ってカーテンの向こう側で再び着替え始める。
何度やっても反応は変わらないのか……。
そう思いながら揺れるカーテンを見つめているとカーテンの動きが止まり、私が先程あげた黒いメイド服を着たコノハくんが出てきた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アルーナ - そうなんですか。私ログイン出来ないので残念(´・ω・`)ログイン出来るようになるのを待つことにします。更新と学校頑張ってください！時々コメントさせて頂きます。長文失礼しました。 (2018年4月14日 8時) (
レス) id: 6ee29b6b96 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ川夜月(プロフ) - アルーナさん» お褒めの言葉ありがとうございます(*^▽^*)私の学校の先生が、よく生徒のツイッターとかを監視したりしてるらしいので、先生には見られたくないので限定にさせていただきました(>_<) (2018年4月13日 18時) (レス) id: c4d867acbf (このIDを非表示/違反報告)
アルーナ - わあ、コノハ・・・癒されます♪他の作品も見たんですけど天の川夜月さんは文才すごいですね、分けてください(土下座)あと質問なんですが、他の作品ログユーザー限定なのはどうしてですか？長文失礼しました！ (2018年4月13日 18時) (レス) id: 6ee29b6b96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天ノ川夜月 | 作成日時：2018年3月28日 14時
