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夢主side
「てめー」
盗賊レベル1がかかってきた。なんてお馴染みのゲームの音が流れてきたのは仕方ないと思いたい
いや、そもそも殴られる意味がわからないのだが、しかも、私は一般人である。武道の経験なんて無いしこの漫画のヒロインの様に至近距離で弾丸を避けられる力を持っていない。
ならばどうするか、答えは【諦める】である。人生諦めも肝心出ある。と昔のお偉いさんが言っていたでは無いか、
私は諦めて目をつぶって、歯を食いしばってつぎに来る痛みに少しでも耐えられる様にする。
……数秒たったが痛みはこない。なぜ?
恐る恐る目を開けると、目の前には倒れたさっきのナンパ男が倒れている。あと、赤井さんも……
赤井さんよ、イケメンか。いや、ヒーローか
何その女の子がピンチになったときに現れるヒーローか赤井さんは、惚れちゃうわ。いや、惚れてるけど、惚れちゃうわ。ほら、見てた男の人もちょっと�染めてるよ。ノンケが惚れるくらいの人を女の人がねぇ……
めっちゃ、見てるわ！そこの二人組で来てるお姉さんよ。ギラギラした目で赤井さん見ないで、しかも私を嫉妬の目で見ないでもらえる？分かるよ。赤の入った髪色は綺麗だし、ジークンドーで鍛えた身体は良いのは分かるよ。
「大丈夫か？カコ？」
『あ、はい』
今すぐ逃げ出したい衝動が来た。そこ、地味女とか言わない。知ってるから、あと誰あの女とかさー彼女かなーとか釣り合わないね〜なんて言ってるの聞こえてるから、陰口なら聞こえないように喋りなさいって言われなかった？
「場所を変えるぞ」
『あ、はい』
もう私は『あ、はい』としか言えない。壊れた目覚まし時計みたいに、そんなことを考えているうちに、私の手は赤井さんのゴツゴツしたような手で握られていた。で、そのまま引っ張られていた
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作者名：カラスキ | 作成日時：2018年4月17日 23時
