19 - 4 フィアット ページ5
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「leader、こんな夜更けに何をしているんですか」
夜、学校を訪れると、淫らな格好で作曲をするレオが廊下に転がっていた。
まあ、時間以外は対していつも通りではあるが。
「あー待って！今いいところで！！
今止めたら一生祟る！というか誰！？話しかけるならまず名乗れ！それが騎士だろうが！」
「声でわからないんですかleader！！朱桜司ですが！？
帰ってください！！何時だと思っているのですか！！」
やむ無く床から剥がすと、レオは顔を膨らませてからすぐ、私の顔を見るなりにぱっ、と笑う。
「おースオー！何でこんな時間にここにいるの？
あ、待って当てる！そしたら今損失した音楽の代わりに新たなる神曲が…っ」
「最近学校に来れていませんでしたから、print類を取りに来たのですよ
誰かに持ってきて頂くのも申し訳ないですし」
「あ″ーーーっ」
雄叫びに近い悲鳴を上げて、レオは床に仰向けに転がって天井を見上げた。
そうして急に、真顔になる。
「そういえば。
おまえ、王冠欲しいんだろ？
Knightsの、おれの王冠。」
目を丸くさせた私に、レオは構わず続けて。
「リッツもナルも超えて、王冠、欲しいんだよな？
『先輩を差し置いて王冠等受け取れません』なんて良い子ちゃんみたいに言ってたけど？」
「それは、unitのleaderには普通、年功序列の制度があるでしょう
だから…」
「ないよ
おれたちは騎士だもん
弱い奴が王になる権利は何処にもない
王になる為には自分より下の奴を蹴落とす必要がある
だから、」
今度は急に立ち上がって、近くにあったペンを乱雑に掴んでこちらを向いた。
「沢山の人を踏み台にして、踏んで、斬って、刺して、殺して
おれたちはいままでずっとそうしてきた
それがおれたちKnights
欲しいものは手にいれる
その為に、剣を抜いて、″おまえ″を殺す」
振りかざしたペンが、真横の壁に打ち付けられる。
sharp penの芯が折れたような、そんな音がした。
「遠慮してたら何もやれない
何も守れない、変えられない」
嗚呼、これはレオの私に対しての指示なのだ。
Scenarioとやらを壊す為の。
「…ええ、分かっています
私は先輩達よりも、貴方の王冠が欲しい
その為に、…過去の″私″を殺してみせましょう
仰せの通りに」
廊下で私達はすれ違う。
不敵な笑みを浮かべて。その影に、密かな緊張を隠して。
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まひる(プロフ) - 雪羅さん» 時間なんて気にしません！！←ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡自分勝手な妄想ばかりですがそう言っていただけると凄く嬉しいです(人*´∀｀)他の妄想にもお付き合いいただけると嬉しいです〜(*´∇｀)ﾉ (2020年9月23日 19時) (
レス) id: f98a768e19 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - 今更ですが完結おめでとうございます！漫画化、アニメ化してほしいほどまとまっていてワクワクするストーリー、とてもすごかったです。これからもまひる様のお話を楽しみにしてます！ (2020年9月23日 8時) (レス) id: 97af87c013 (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - Mashiro Lioさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！普通のところとシリアスのところの対比が上手く伝わったようで良かったです(*’ｰ’*)ﾉまた、地の文に多少英語があるのは、この第４章の視点が司くんの為、和製英語等は英語表記、ということです(*´-`) (2020年8月17日 8時) (レス) id: f98a768e19 (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - 無気力のおにぎりさん» 最後までありがとうございました！他の作品も徐々に進めますね｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ご期待に添えるよう頑張ります(人*´∀｀) (2020年8月17日 8時) (レス) id: f98a768e19 (このIDを非表示/違反報告)
Mashiro Lio(プロフ) - 完結おめでとうございます！｢シナリオ『spring』へ戻る。｣というのが、わかってはいつつも何だかひんやりした感じを受けて、本編との対比が……。最後は無事｢ズ！！｣に移行できたということですかね。ところで最後の方、地の文に英語が増えたのは、なぜでしょうか？ (2020年8月17日 7時) (レス) id: 97626e8ffb (このIDを非表示/違反報告)
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