守るものを懸けて ページ12
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「…何、此処」
「戦う場所ですよ、『レイの弟』さん
どうも、お久しぶりのヒビキワタルです…☆
以前はそう、…“居場所“でしたねぇ…
私達が勝利し、故に、貴方達は“城“を失った
仲間を一度、失った」
そう告げたヒビキに、レオの瞳が赤く燃える。
「…守るべきものの為に戦い、守るべきものを失うか
守るべきものを棄て、守るべきものを失うか
貴殿方はどちらがお好みでしょう」
獣のように、赤く光った瞳。
握りしめた手。
「…何、言ってんの」
セッちゃんの瞳が揺れる。
「今回懸けて頂くものは、
“命“、そして“これから“
私達、無論貴殿方の運命さえも、これにより変わる」
そこに呼び出された俺、セッちゃん、ナッちゃん、Aを見て、ヒビキは笑う。
「…この戦いは総力戦
そちらは6人
こちらも6人、敬人と鬼龍くんを呼ばせていただきました」
「君達は今此処で、選ばなきゃならない
世界を消すか、世界を続けてこの元凶そのものを潰すか」
「…後者を選んだ場合
貴殿方には酷な事になるでしょうけどねぇ」
目をそらしたヒビキに、スーちゃんが首をかしげる。
「…元凶を潰す…？
それが、私達の酷、？
何を仰っているのです…？」
「…ほう、あれは貴殿方に嘘を吹き込んだようですね
……この世界の、あの死神という現象の元凶はA、あなたです
あなたを消したのなら、この世界から死神は消え、平和になる
私が作りだしていた死神は、本来の死神を探す為に作り出した複製ですから」
「……つまり
あんたらの目的は、Aを殺すことだってこと？」
俺は、Aを手の後ろに回し、そう問う。
その質問に、エッちゃんは黙り、ヒビキも笑ったまま変わらなかった。
「…さあ、それは戦ってからのお楽しみです
貴殿方が勝った暁には、貴殿方の計画に私達も協力しましょう
私達が勝ったら、貴方達はまた英智の元に戻っていただきます
そして、私達の計画に手を貸していただく」
「……おまえらに勝てば、良いんだな」
「勿論です」
「…leader…！！」
赤い瞳のレオが、剣を抜いた。
辺りは一面荒野だった。
「この場からの退場は不可
相手が戦闘不能で勝利
全員、戦う意志はお有りのようですね
…殺しに来なさい
でなきゃ勝てませんよ」
「…おれは戦って、大事なものを守り抜く」
赤い炎は尚、眩く燃えた。
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まひる(プロフ) - 朔さん» 長かったのに最後までありがとうございました(/´△`＼)そう言っていただけると本当に嬉しいです！新作も是非読んでいただければと思います(*’ｰ’*)ﾉありがとうございました(人*´∀｀) (2019年8月1日 21時) (
レス) id: f98a768e19 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - 最終章までお疲れさまでした。最初から最後まで楽しく読ませてもらいました。内容もしっかりしてて読んでて凄く楽しかったです！新作、楽しみに待っています！ (2019年8月1日 19時) (レス) id: ba31d19644 (このIDを非表示/違反報告)
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