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「俺達の映画大好評だってさ。
そのおかげで、俺となるくんは更に売れるようになったし、かさくんとくまくんの名も広く知れたし。
加えて王さまの曲が主題歌で?
しかも歌ったのは俺達で、………俺達が結構また人気集めてるみたい。
今度は学院拠点じゃなくて、ちゃんとした。」
スマホを眺めて、テーブルにコップを置いた。
「本当、またKnightsとして活動するとはねぇ?
アタシとしては、あの時泉ちゃんが許可したことに驚いたんだけど」
「…あれは………別に
あんなこと言われたら断れないじゃん」
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「…は?更に仕事入れるってことでしょ…?
それって負担増えない?」
「ううん、逆。私は皆といる時間が楽しいから、その時間を増やせればなぁって
…それに、」
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「……あぁ、確かにそうかも」
"皆の顔見たら、なんか頑張れる気がするから"
「…次の集まりいつだっけ?」
「んーと次は………週末ね
土曜の午後2時、駅前のライブハウス。
アタシ達の久々のライブって話よ
この後泉ちゃん時間ある?」
「ん、わかった
…一応ね。この撮影が何時までかかるか次第だけど」
「じゃあ、久々にレッスンしましょう?
Aちゃんと歌えるステージなんてもう数年ぶりだもの
練習しとかなくっちゃね♪」
「じゃ、さっさと撮影終わらせることだねぇ」
「泉くん、出番でーす!」
「はい」
カメラマンの呼び掛けに答え、席を立った。
「いってらっしゃい泉ちゃん」
「鳴上くんこっちでやろう」
「はぁい♪」
すれ違うようになった二人が視線を合わせ、ニヤリと笑う。
「アタシが早く終わったら泉ちゃんがスタジオの鍵当番ね♪」
「俺が早く終わるからなるくん買い出し」
カメラのシャッター音が響き始めると、
二人はもう、別世界にいる。
「こんにちは、A入ります」
そこに彼女が入ることで、更に、その場のモチベーションは最高潮に達するのである。
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まひる(プロフ) - 凛音@桜ト共ニさん» ありがとうございます!涙なんて、感動していただけるような作品が書けてとても嬉しいです!そうですね、飽きてしまう方が多いですが…そう言って頂けると凄く嬉しいです!最後までお読みいただきありがとうございました! (2017年4月5日 22時) (レス) id: 0f7815a34d (このIDを非表示/違反報告)
凛音@桜ト共ニ - 祝!完結です! 最後の方は涙が止まらず…私は長編物になると飽きちゃうんですけど、作者様の文才に惹きつけられたみたいです♪これからも応援しています♪ (2017年4月5日 21時) (レス) id: e79ec8aaed (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - とりねこさん» 嬉しいです…!ありがとうございます!そうですね、終わるのはとっても悲しいですが、最後まで読んでいただき本当に嬉しかったです!本当にありがとうございました! (2017年3月30日 7時) (レス) id: 0f7815a34d (このIDを非表示/違反報告)
とりねこ(プロフ) - とても良いお話でした!もうめちゃくちゃ感動しました!終わってしまうのは悲しいですが、心に留めておきたいと思います。最高でした! (2017年3月29日 23時) (レス) id: a8eb45403d (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - うさみんとさん» ありがとうございます!安心しました…!最後まで読んでいただきありがとうございました!これからも精一杯頑張ります!本当に、ありがとうございました! (2017年3月29日 15時) (レス) id: 0f7815a34d (このIDを非表示/違反報告)
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