記憶のすり替え ページ16
山崎さんの家
血がやっと止まった。
手当てしてもらい丞くんの着物まで借りてしまった。
山崎「Aさん、話してはもらえませんか。」
丞くんは真剣だ。
A「襲われただけ。男の子だったし。」
山崎「刀を抜いていましたよね。」
A「苛ついていただけ。」
山崎「そんなはずありません。Aさんはそれだけで刀を抜いたりはしません。」
A「買いかぶりすぎ。」
丞くんが私の手をにぎる。
山崎「俺では力にはなれませんか。」
まだ私の頭も整理できていない。
里付近以外の鬼に会ったのは初めてだったし。
A「丞くん。」
丞くんの頬にそっと触れて見つめる。
山崎「Aさん？」
A「心配することはありません。診察所跡では何もありませんでした。よいですね？私は転んだだけ。」
丞くんの瞳が私の紅い瞳をうつしゆらゆらと紅く光る。
山崎「はい。」
仲間にあまり使いたくないけど…仕方ない。
記憶をすり替えた。暗示のようなもの。
魅力が無いと出来ないから心配だけど。
A「ごめんね。」
丞くんに軽く抱きついた。
山崎「Aさん？！」
我に返った丞くんが、私から慌てて離れた。
A「丞くんがぼんやりしてるから、抱きついてみた。着替えありがとうね。」
山崎「抱きついてみるなど…。」
A「ごめん。転んで灰に突っ込んだことは秘密にしてね。土方さんにも。」
にっこり笑うと丞くんはうなずいた。
山崎「言いません。誰にも。Aさんに怪我が無くてなによりです。」
成功かな。
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マヨ(プロフ) - アラヤダ。禁門でしたね！ (2015年10月5日 17時) (
レス) id: 7722a80e03 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 金門の変じゃなくて禁門の変です (2015年7月18日 12時) (レス) id: 52dbae7a10 (このIDを非表示/違反報告)
はいな - めちゃくちゃかっこいーです！けど禁門じゃないんですか？ (2014年9月6日 10時) (レス) id: f13c373c0e (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - ﾑｯﾁｬｸﾁｬヤバイ！(*ゝ｀ω・) (2014年8月5日 22時) (レス) id: a62721ae63 (このIDを非表示/違反報告)
中村紗矢香(プロフ) - 最高〜♪ (2014年6月26日 23時) (レス) id: 008d020942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨ | 作成日時：2014年3月7日 13時
