可愛いから ページ11
庭
縁側に座って一くんを眺める。
素振りの邪魔してもいいかな。
A「一くん、付き合ってくれる？」
鍛練するために木刀を持ってきたから。
一くんは木刀に気が付いて私が言う前に素振りをやめた。
斎藤「ああ。」
A「お願いします。あ、手加減してね。」
全力で行くつもりはない。
斎藤「分かった。」
無心で打ち合う…つもりが雑念が入る。
火事を思い出し、振り払うように打ち込む。
一くんが手を止めた。
斎藤「火事か。一ヶ月程前にも今と同じような感じがした。」
一くんは気の乱れに敏感なんだと思うけど、前は流してくれたんだ。
一ヶ月前は千鶴のお父さんが詰めてた場所が焼けて、焼け跡を見ただけなんだけど。
A「参りました。でも平気。昨日はしっかり眠れたから。」
斎藤「平助か。部屋を出入りする気配で分かる。」
A「あー、一くんには夜這い出来ないね。」
一くんが一瞬目を見開いてからため息。
斎藤「また…冗談か。」
A「うん。仲間を襲ったりしない。」
斎藤「何故、平助？」
A「平助は可愛い。平助が可愛いから！」
背後に平助の気配を感じて可愛いを強調。
一くんが半ばあきれたように微笑む。
藤堂「A、俺を可愛いとか言うなっ！」
後ろから平助が叫ぶ。
優しい平助は私には可愛い。
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マヨ(プロフ) - アラヤダ。禁門でしたね！ (2015年10月5日 17時) (
レス) id: 7722a80e03 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 金門の変じゃなくて禁門の変です (2015年7月18日 12時) (レス) id: 52dbae7a10 (このIDを非表示/違反報告)
はいな - めちゃくちゃかっこいーです！けど禁門じゃないんですか？ (2014年9月6日 10時) (レス) id: f13c373c0e (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - ﾑｯﾁｬｸﾁｬヤバイ！(*ゝ｀ω・) (2014年8月5日 22時) (レス) id: a62721ae63 (このIDを非表示/違反報告)
中村紗矢香(プロフ) - 最高〜♪ (2014年6月26日 23時) (レス) id: 008d020942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨ | 作成日時：2014年3月7日 13時
