やめたい32 ページ33
ピロン
俺のスマホが鳴る
ひなた『Aさん、倒れたって衣更先輩から聞いたけど、大丈夫・・・・？』
兄貴からの心配のメールだった
大丈夫、大丈夫？
全然大丈夫なんかじゃない
俺は大丈夫・・・・
Aは大丈夫じゃない
Aは
俺の名前しか呼んでないから
ゆうた『2、3日入院だから、あんずさんに言っておいて』
ひなた『入院！？わかった』
貴「ゆうたくん」
ゆうた「A、少しだけ話そうよ」
貴「・・・・・・？」
俺はAに兄貴とのことを沢山話した
クラスでのこととか部活のこととか
沢山話して、話して、話して・・・・
だけど
Aが笑うことはなかった
貴「ゆうたくん、どこか、痛い・・・・・？」
ゆうた「へ？」
貴「泣いてる、痛い・・・・？」
ゆうた「うう・・・ん・・・・痛くないよ・・・・・大丈夫だから・・・・・」
いつの間にか出てた涙に気づかなかった
笑わないAを見てるだけで
俺は悲しかった
いつも、俺の前だけは笑ってくれるのに
笑わない、笑えない
だから、俺も・・・・笑えなくなっていく
〜次の日〜
司「ゆうたくん！A先輩は！？」
ゆうた「吃驚した・・・・！今は安静にしとけって入院中
明後日には退院出来ると思うよ」
司「良かったです！倒れたと聞いて、私はもう・・・・！」
ゆうた「それだけなら、良かったけどね・・・・・・」
司「何かあったのですか？」
ゆうた「A・・・・・俺以外の記憶全部ないの」
司「！！」
ゆうた「精神的な問題だし、少ししたら戻ると思うけど・・・・」
司「・・・・・Leaderの所に行ってきます」
ゆうた「月永先輩に殴り込みしない！」
司「殴りません！しかし、私はLeaderに申さないと気がすみません！
Leaderは気付いていない、素直ではない御方なのですよ
あの人は言わないと絶対に分かりません！」
ゆうた「司くん、Aが退院するまで待って・・・・・お願い」
司「分かりました・・・・」
先ずはAの記憶を戻すこと・・・・・
その為に俺ができること・・・・
会長なら・・・・知ってるかな
少し怖いけど、Aのためだから
ゆうた「姫宮くん、生徒会って今日仕事あったりする？」
桃李「急に何？今日は昼休みにあるけど・・・・用事？」
ゆうた「生徒会長さんにね」
桃李「英智様に！？ゆうたが？」
ゆうた「色々あるの！」
桃李「一応、英智様に知らせといてあげる」
ゆうた「ありがとう！」
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匿名希望 - 深夜に読んだら涙止まらなくなっちまいました神作品ありがとうございます!!!。 (9月2日 4時) (
レス) id: 8c5c96fd1b (このIDを非表示/違反報告)
りこっぴ - めちゃくちゃ泣いてしまいました(≧▽≦) (2022年1月30日 22時) (レス) @page1 id: 6193ec296a (このIDを非表示/違反報告)
aine - 泣いちゃいました。 (2022年1月29日 18時) (レス) @page50 id: 87b93d0517 (このIDを非表示/違反報告)
aine - 泣いちゃいました。 (2022年1月29日 18時) (レス) @page50 id: 87b93d0517 (このIDを非表示/違反報告)
藍姫(プロフ) - 結さん» ありがとうございますっ………！すごい嬉しいです！好き言って言って下さりありがとうございます！ (2021年7月22日 10時) (レス) id: 64dda06758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍姫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika
作成日時：2019年11月11日 21時
