辞めさせてくれない彼

やめたい5 ページ6

〜notside〜

あんず「去年、Aちゃんと何かあったんですか・・・・・？」


英智「君には少しだけ話しておくよ、君が来る前、Aは唯一のプロデューサーだった
あんずちゃんが知ってる通り、本当は頭が冴える子で有能なんだ」


あんず「はい・・・・Aちゃん、全部丁寧にやってくれてて、私も凄い助かってます」


英智「去年、僕がまだつむぎたちと『fine』を組んでた頃、Aは僕ら側だった
僕、つむぎ、凪砂くん、日和くんはAの凄さを分かってるんだ
僕ら『4人だけ』ね・・・・・誰も見てはいなかったんだよ、Aのことを」


あんず「え・・・・・・・？」


英智「月永くんとの関係も良くないみたいだし、無能プロデューサーなんて言われてるのは
1度だけミスを犯したから、それに加えて君が来てからの快進撃
色んなことが積み重なって、今彼女は辞めたいって思ってるんだよ
でも、もう、何回も止められてるみたいだけどね、僕には出来ない事をやってくれてる子がいる
僕は僕なりに力になれればとは思うけどね」


あんず「・・・・それ、Aちゃんにも届くと思いますよ」


英智「・・・・・！ありがとう、あんずちゃん」


〜貴方side〜


最低だ・・・・・

英智さんが何も悪くないのに

私が何も知らないでやってたことを英智さんのせいにした

でも、それでも、英智さんは言うんだ

ああ・・・・・・やっぱりやめたいなぁ・・・・


ひなた「おかえり〜！って、Aさん？大丈夫？」


ゆうた「A？」


貴「・・・・・ちょっと、生徒会長さんと会ったから・・・・・」


ひなた「生徒会長と会うと緊張するよね〜！」


貴「うん・・・・・生徒会長さんはね・・・・・」


ゆうた「・・・・・・・・？」

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