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「適当に座って?何か飲み物淹れてくる〜」
「あ、オカマイナク…!俺らホントこんな時間押しかけちゃっただけなんで!」
「遠慮しないでいーの!Aの方が先輩だよー」
花垣がそう言うもAはキッチンの方へと姿を消した。
ソワソワと落ち着かない様子の花垣は松野に話しかけようとしたが、自分より重症の松野を見て黙り込む。
松野は正座の状態でガチガチに固まってしまっていた。顔も強張っている。
そんな雰囲気を壊すように、Aが緩い声でやってきた。手に2つのマグカップを持っている。
「はい、どうぞ〜」
「ありがとうございます!」
「すいません、ありがとうございます」
机上に置かれた湯気のたつマグカップ。花垣は頂きますと口をつける。思わずほっとする温かさに安心感を抱いた花垣はそのままちびちびと飲み続けた。
反対に座ったAはゆらゆら揺れる湯気を見ながら2人に話しかける。
「で、何かあった?」
「…ハイ」
「あ、あの…ッ!」
「うん?」
花垣は言いにくい内容のため、助けて欲しそうに松野を横目で盗み見る。しかし松野はAの部屋にショートしており使い物にならなかったため、意を決して口を開く。
「Aちゃんも、タイムリーパーなんですか…!?」
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飛鳥 - 続き楽しみに待ってます! (3月14日 7時) (レス) @page36 id: 2cfd6d6f99 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - めっちゃ好きです!!!続き待ってます!気が向いたら更新してください!応援してます! (12月29日 17時) (レス) @page36 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
シア(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (10月28日 20時) (レス) @page35 id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのみき - 東リベの夢小説史上面白い小説でした!更新頑張ってください! (10月13日 22時) (レス) @page34 id: d976c5d16a (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新ありがとうございます‼️最高です (10月6日 23時) (レス) id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まる | 作成日時:2021年10月16日 21時