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「絶対迷惑だって…！！」
「仕方ねェだろ、東卍の未来に直結してンだぞ」
「そうだけど…！！明日とかでも」
松野と花垣はAの家の前で押し問答を繰り返していた。居ても立っても居られなかった松野とAの都合を重視した花垣が言い争う。
「…どしたの、2人共…Aの家の前で騒いで」
「Aさん！」
「あーーー………」
遂に本人が出てきてしまった。不思議そうな顔で2人を見るA。花垣は申し訳なさで項垂れる。反対に松野はAを一目見てぱっと嬉しそうな表情に変わったが、Aの格好を見て慌て始める。
「ちょ！！なんつー格好で出てきてんすか！？」
「え？部屋着だけど…ダサかった？」
「違いますけど！！でも着替えてください！！」
「千冬くんウルサッ。わかったわかった…」
松野の異様な騒ぎ具合にAは変なものを見つめる目で一旦部屋へ戻っていった。
Aの部屋着は上は普通のロンTだったが、下は動きやすさ重視なのか短めのズボンを履いていた。短いズボンの裾からすらりと覗かせる、白く柔らかな細いAの生脚は松野の目に毒だった。
「千冬、お前も色々あるんだな」
「ウルセー！！彼女持ちは黙ってろ！！」
「あ、ハイ」
ぽん、と松野の肩に手を置いた花垣だったがそれもすぐに一蹴された。そんなやり取りをしているうちにドアが開き、中から律儀に着替えたAが出てきた。
「これでいいのかな…？とりあえず、2人とも上がって」
「お邪魔します…！」
「すいませんAちゃん…」
「いいよいいよ、2人がこんな時間に来るなんてよほど急用なんだろうし〜」
にこにこと人当たりの良い笑顔で2人を玄関へと招き入れるA。しかし今更冷静になった松野はAの部屋に入るということに酷く緊張していた。
玄関から漂うAの甘い香りにくらくらしている松野はぎこちなく歩き始める。自分の部屋とも、場地の部屋とも違う、少女漫画で見たことのあるような可愛らしい女子の部屋に心臓が大きく高鳴った。
しかも相手はあの黒宮Aである。自分が初めて会った日から慕い、恋い焦がれていた。あの東京卍會が大切に囲っている少女。そんなAの部屋全てが煽情的であった。
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飛鳥 - 続き楽しみに待ってます！ (3月14日 7時) (
レス) @page36 id: 2cfd6d6f99 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - めっちゃ好きです！！！続き待ってます！気が向いたら更新してください！応援してます！ (12月29日 17時) (レス) @page36 id: cc16e6db3c (このIDを非表示/違反報告)
シア(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (10月28日 20時) (レス) @page35 id: 38b8a932a2 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのみき - 東リベの夢小説史上面白い小説でした！更新頑張ってください！ (10月13日 22時) (レス) @page34 id: d976c5d16a (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新ありがとうございます‼️最高です (10月6日 23時) (レス) id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2021年10月16日 21時
