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控えめに仕事させて.13【番外編】 ページ13

『取りあえずお引き取り願います』

「嫌だなぁ、冗談でもそういう事言っちゃいけないと僕は思うな?」

「冗談じゃない」とブン太を前に討論が始まる。幾らAが皮肉を言っても幸村は笑顔で言い返す。それが永遠と続いていたのだ。
そして、そんな二人を止めたのは他でもないブン太だった。

「んで、幸村君はどうして此処に?」

「楽しそうだなと思ってね。迷惑かと思ったのだけれどナースをつけてこの四天宝寺に。あ、勿論偵察も兼ねてね?」

「で、Aは何でそんなに幸村君に追われてんの?」


『うーん…なんか言いにくいんだけど…』
一通り事の顛末を説明すると、一目惚れという一言に驚くブン太。が、ひとまず彼らを落ち着かせねばといつもでは考えられないが交渉を持ちかける

「…取りあえずAの連絡先あげるから幸村君は引き下がる。それでいんじゃね?」

この交渉にAは「えっ」と嫌がったが、この場を収めるには仕方のない事だと承諾した。
幸村もそれならと頷く。


こうして三角関係のよう可笑しな空間は終わりを告げる。

『幸村がいなくなって良かったぁ。ありがとね、ブンちゃん!やっぱり持つべきものは頼れる幼馴染だよ』

「やっぱ俺って天才的ィ」

『ほんと天才的!!家に帰ったら大きなケーキ作るね!!』

家族ぐるみの中のAとブン太はよく互いの家に泊まる事がある。ということでブン太は今日、Aの家に泊まるのだ。

「やっほい!!やりぃ!!早くAの家に行きたいぜ!」

そしてその会話を聞いていた影の薄い、とある部活の副部長は急いで仲間の元へ走る。理由は明確だ。




『ねぇもう服脱いでいいかな…この格好なかなか辛い…』

「いんじゃね?」

こうしてAのドレス姿は見れなくなった。

もう少しで学園祭は終わる。

___さぁ、急いで。馬鹿騒ぎが出来なくなるぞ。食ったり笑ったり、楽しい時間はすぐ過ぎる。一般客も他校の生徒も最後まで楽しんでいってください

そんなアナウンスが流れた。

控えめに仕事させて.14【お知らせ有り】→←控えめに仕事させて.12【番外編】



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山下後輩(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 原哲也ですか!!高校生組でも出せそうですね!!でもちょっと笑ってしまいました。小説は厳しいですがキリがついたら番外編で出したいと思いますね! (2017年11月4日 20時) (レス) id: d71824c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 原哲也(ハラテツ)の小説も書いて欲しいです (2017年11月4日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます!家庭事情により更新がものすごく遅くなりますが頑張っていきたいと思います!! (2017年6月6日 0時) (レス) id: 9f003b2981 (このIDを非表示/違反報告)
有馬 - すっごい面白いです!!!更新がんばってくださいね^ - ^ (2017年5月20日 22時) (レス) id: a61dc9da8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山下後輩(マオ) x他1人 | 作成日時:2017年4月5日 20時

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