夢物語23 ページ25
−−−貴方side−−−
黄瀬「緑間っち!」
.
火神「あの緑間が…」
景虎「……本性を出しやがったな…」
黒子「…」
相手選手のデカい奴をかわしたのち、軽くゴールにボールを放ってやった。先程肩を回しておいて良かったのかもしれないな、少し体が訛っているようだ。
センターラインの方に視線を向けると、俺のマーク選手である6番が眉間にシワを寄せ、こちらを見据えている。そりゃそうだ…今までセーブしていたのだから。
セーブしていたといえど気を抜き過ぎだ。俺の身長が小さいからか?パワーが無さそうに見えるからか?ここに立っている時点で気付け。俺はJabberwockの代表5人の中の1人だ。
だからといって自分自身自惚れてなんかいない。スタメンだからといって俺は……チーム自体には馴染めない。だから俺がチームに合わせるしかないのだ。
シルバー〔何だあ?ブラック、やっとやる気になったのかよ。ゴールドに言われてたっつっても、セーブし過ぎてたんじゃねえか?点さえとってればそれでいいんだよ!ハハハハハハ!!〕
赤司「緑間大丈夫か?」
緑間「……ああ。」
黄瀬「ホント…どいつもこいつもイレギュラーな感じっス。ね!青峰っち!」
青峰「んなもん……"俺ら"で倒してやるよ。」
黄瀬「!………そうっスね!」
紫原「赤ちんごめーん、次は止めるから。」
赤司「ああ、任せたぞ紫原。」
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小金井「あいつら大丈夫かな…」
伊月「大丈夫さ!あいつらは強いんだから!」
土田「頑張れー!みんなー!」
降旗「でもやっぱ実際強いよなJabberwock…」
川原「ああ、次元が違うっていうのかな…」
福田「怖すぎだろ…」
.
「Jabberwockやべーな…」
「つーか個人プレーだってのに、1人1人が強過ぎて歯が立たないじゃないか!」
「それがあいつらなんだろ、でもドリームチームなら何とかしてくれる!信じるんだ!」
「あの『キセキの世代』がまたチームを組んだんだ!応援してやらねえと!!」
「Jabberwockなんかに負けるな!!」
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.
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周りの声を聞いているだけで、相手チームや観客たちの団結力がひしひしと伝わって来る。何故かそれは…俺の心を痛いほど締め付ける。
俺だって…
好きでこんなバスケしてるんじゃねえんだよ。
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だお(プロフ) - nanoka(*´∀`)さん» 驚かせてしまって申し訳ありません笑笑、それでも楽しんで読んでくださっているのは伝わりました(*^^*)!これからもお楽しみください! (2017年4月24日 1時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
nanoka(*´∀`)(プロフ) - 物凄く今更ですが、卒業するっていう言葉見た瞬間、崩れ落ちました笑。ほんとに嘘で安心しました。此れからも更新頑張って下さい(●´ω`●) (2017年4月24日 1時) (レス) id: 024d735d7e (このIDを非表示/違反報告)
AK - 続き楽しみです! (2017年4月20日 18時) (レス) id: 791382fce5 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き楽しみにしてます (2017年4月20日 9時) (レス) id: 7ff9d751da (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 白咲さんだぁ!!!!!続編を楽しみに待っています!!! (2017年4月19日 18時) (レス) id: 07216334ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2017年3月1日 1時