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同期のアイツ【her view】2 ページ8

その憂さ晴らしか何か知らないけど、次の実技の授業でカカシがやたら本気だった。




「頑張れーAー!!頑張れー!カカシー!!」


「こらリンっ!どっちも応援って、何それー!?」




カカシの攻撃を交わしながら呆れ笑いでリンに視線を投げる。




「ッチ!余所見してんじゃないよ!!」


「カカシは、ちょっとくらい手加減しなさいっ……よっ!!」



私の隙を付いただろう飛び蹴りを片腕で押さえて、身体を沈める。


すぐ飛び退いたカカシ目掛けて地面を蹴り上げた私は同じ様に蹴りを繰り出す。


当然防御にでるカカシに不適に笑って捕らえられた足を軸に身体を浮かせ、もう片方の足でカカシの下顎を蹴り上げた。





「そこまでっ!!」




バランスを崩したカカシが尻餅を付いて、先生の声が聞こえれば周りから歓声が上がる。




「……ごめん、やりすぎた。」



ヘラッと笑って手を差し出せばブスッとした顔でカカシがその手を取って立ち上がった。




「A。」




和解の印を結びながらカカシに初めて名前を呼ばれた。



「何?」


「……男女。」


「っ?!お前もかっ!!バカカシっ!!」



オビトにしょっちゅう言われてるせいで思わず印を結んだ手を引き寄せてオビトにする様に頭突きを繰り出してしまった。


ついでにオビトがよく叫んでる悪口も言ってやった。


うん、これはなんかリズム感が良い!これからも使っちゃおうと考えてる間、カカシは驚いた顔をしていたけど、わなわなと震えだした。



「痛っ?!なっ!?……どーなのそれっ!!バカはそっちでしょ!?頭固っ!!」


「はぁぁ!?」



赤くなった額を押さえて文句を言ってくるカカシは、スカした嫌なヤツだと思ってたけど、ちゃんと普通のヤツだった。


まぁまぁと諫めるリンともっとやれと煽るオビトの間でカカシと言い合いながらそんなことを考えつつ思わず笑ってしまった私にカカシはまだグチグチ何か言ってたけど、それもまた可笑しくて更に笑ってしまった。



それからはオビトやリンと一緒にカカシとも時々話すようになった。

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テン(プロフ) - かなさん» かなさんコメントありがとうございます(*^^*)そう言って頂けてとても嬉しいです!亀更新で申し訳ないですが、これからも楽しんで貰えれば幸いです♪ (2022年4月29日 2時) (レス) id: c0a1965786 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - とても面白いです!応援しています(^^*) (2022年4月16日 5時) (レス) id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
テン(プロフ) - sayyさん» sayyさんコメントありがとうございます。亀更新で申し訳ありません^^;とても励みになりました!続きは気長にお待ち頂ければありがたいです(*^^*) (2021年9月27日 21時) (レス) id: 7837fbad55 (このIDを非表示/違反報告)
sayy - カカシが可愛い!応援してます!頑張ってください! (2021年9月23日 21時) (レス) @page37 id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
テン(プロフ) - キーさんさん» キーさんコメントありがとうございます。確かに最近ナルト作品少ないですよね(^^;ナルト君達も出していけるように頑張りますね♪応援ありがとうございます(*^^*)とっても嬉しいです。 (2021年2月14日 12時) (レス) id: 3d6ac160d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テン | 作成日時:2021年2月6日 22時

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