He is a danger to society.【文豪ストレイドッグス】≪男主≫

救出（？） ページ24

その後、国木田は先に社に戻ってしまい、
鏡花を軍警に引き渡す役目が中島に任されたがどうも中島は軍警に行くのをためらい
署とは反対方向にどんどんと歩を進め



ヨコハマ名物、中華街の門前へ。
そういえばと振り返り

「ええと、あの…。
きょ、今日は僕も休暇をもらえたし君たち二人が行きたいところに行こう！
例えばデートスポットとか！



あ、ウィリアムさんはどうしますか？」

『あ、敦くん。僕急用あるから一旦お暇させてもらうよ』


というが、実際はウィリアムは娘のことを察しそこから離れる。
ちなみに中島にお小遣いとして壱萬円札が五枚ほど入った封筒を渡していたが。



＿＿＿＿＿



『まさか次の日に帰ってくるとは。』

そういうウィリアムの前に立つのは昨日まで彼がいたポートマフィアの建物である。
このまま探偵社に戻ろうとしたとき、太宰からの電話で



≪ポートマフィアだよ〜助けてくれウィリ〜≫
なんて来てしまったので暇つぶしにと来てしまったが。





『だっる〜…』
面倒である。

声が響いていたので地下のゴウモン室だと思われるが、どうも面倒くさい。
なんで爺さんに助けを求めるなんて彼は思うが



どっからどう考えてもお前が強いからだ。そう貴方は思ったのに違いない。
ああ、思ってなかったでしょうか。それは失敬。



しかし、思い立ったがしょうがない。
ウィリアムは堂々と正面から入っていく。

捕らえられると思いきや。
「あ、ウィリアムさんお戻りになられたんですね。」
『どっちかというと忘れ物かな。』


そりゃ先日までいた首領のお客。
全然疑われない。




そしてゴウモン室ってどこなんて聞いても親切に答えてくれる。
いろいろダメだぞポートマフィア。いいのか首領がロリコンのままで。







親切に教えてもらったあと堂々と正面から地下へ。
四回ほど降りたところにそこはあった




しかもご丁寧(じゃないこと)に鍵がかかってない。
管理も甘いぞポートマフィア




『誰だよ鍵を閉めない育ちの悪い糞餓鬼は…』

この爺もどうやらそう思っているようだ。
ウィリアムは太宰くーんなどと適当に声を出すと


前から此処だよと返事が来る。
その先を見ると手足を拘束された太宰の姿が。

少々顔から流血してる様子からとりあえず何かしら受けたようだ。


『うっわ、太宰くんぶっさいく』

「殴るよ」

『じゃあ腕フッ飛ばしてあげるよ。』


この爺、顔はいいが性格が不細工である。




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