〜33松目〜 ページ36
『べっ、別に･･･特に意味なんてないです･･･。私、今日で仕事やめるんで･･････』
1人で勝手に恐怖を覚えて、つい、八つ当たりの様なきつい言い方になってしまった
ごめんなさい
心の中ではそう思ってるくせに、口では違うこと、思ってもないことを言ってしまう
『だっ、大体！！今まで私に興味も示さなかったくせになんで今更関わってくるんですか･･･っ！おそ松さんもっ、カラ松さんもっ、チョロ松さんも一松さんも･･･ッ！！トド松さんや十四松さんだって･･･！！
なんなんですか･･･！！ずっと今まで通りお姉ちゃんだけ愛してればいいのに･･･！！必要としてればいいのに･･････っ』
そう言いながらも、涙はボロボロと零れ、私の頬を伝っていく
言った後で、ハッと我に返った
あーあ、情けないな
カッコ悪い
カ｢･････････｣
黙りこくっているカラ松さんが怖くて、申し訳なくて、また涙が流れてくる
そんな不甲斐ない自分が悔しくて、大嫌いで、下を向いて服の裾をギュッと握り締める
きっと、怒ってる
そう思うと、ぎゅっと体が強張るのが分かる
どうしよう
もう、取り返しはつかない
カ「‥‥‥A」
『ッ！！』
カラ松さんに名前をボソッと呟かれ、体が震える
ビクッとあからさま過ぎる反応をしてしまった
彼から、どんな言葉をかけられるのだろうか
ふざけるな？
お前如きが調子に乗るな？
俺らの名前を呼ぶんじゃない？
お前はホントに、''要らない''奴？
考えれば考えるほどポンポンと浮かんでくる言葉達
あぁ
もう、わからないや
もう、何を言われても良いやと諦めたとき
彼からふってきた言葉は
私の全く想定しない言葉だった_______
カ「すまなかったっ‥‥！」
『････････････えっ･･･？』
私に向かってバッと凄い勢いで頭を下げたカラ松さんに、驚きを隠せなかった
なんで･･･
『なんで･･･なんで謝るんですか･･････ッ』
謝るのは私の方なのに･･･
最後の方はボソボソと呟いてしまったけど、理不尽な八つ当たりをしたのは私だ
やっぱり悪いのは
私_____________
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偶数LOVE！(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (
レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
壱 - 感動しました！すっごく泣きました！これからも応援してます！ (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう？ (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞希 | 作成日時：2016年4月1日 13時
