双子、なのになぁ‥‥。【おそ松さん】

〜25松目〜 ページ26

ﾁｭﾝﾁｭﾝ





『･･･朝、か』








んー、とベッドの上で伸びをする


こうして、このベッドで起きるのも、もうあと数えるくらいしかない






そう思うと、無性に悲しくなってきて、ぶんぶんと頭を振って違うことを考える









お母さん、お父さんにはもう話をして、2人とも悲しそうに止めてくれたけど、私は頑なに首を振っていた





そうすると、2人は渋々とだけど了承してくれた


凄く、凄く心配してくれて







あぁ、大事にされてるんだな、って実感した



『･･･はぁ･･････暇だなぁ･･･』








する事がなくて、1人ベッドで考える


なにか、なにかしたいこと




あと、2週間程でできること

やり残したこと








なにかないか

必死に頭を働かせる









『････････････････････････････････････あっ！！』





暫く悩んで、やっと1つ、思い浮かんだ

寒い、寒い冬の今だからこそ出来ること




そして、後2週間しかいれない私だからこそ出来ること









やりたい、と強く思ったことが、1つだけ思い当たった





もしかしたら、迷惑かもしれない

また、ウザイって思われるかもしれない

もしかしたら、捨てられちゃうかもしれない









でも








『･･･最後だもん･･･あげたい･･･！！』


私は、そうボソッと言って、急いで適当な服に着替えて財布を持って家を飛び出した








向かった先は毛糸屋さん

色々な色の毛糸が売っている








私は、目当ての毛糸を手に取り、会計をする

そして、本屋さんに寄って目当ての本を買った





正直、ちゃんと出来るか心配だけど









『絶対に･･･やり遂げてみせる･･･！！』

ギュッと小さく拳を握って、家へと走り出した









期限はあと









_____________2週間






_____________


夢主ちゃんのしようとしてること･･･わかります･･･！？



勘のいい人ならわかっちゃうかも‥！

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