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〜7松目〜 ページ8

『はぁ・・・吃驚した・・・・・・』



私は、トド松さんが見えて咄嗟にドアを開けて家に入った




実際のところ、良かったって思った部分と、少し、少しだけ残念だなって思ったりもした








母「A〜?トト子〜?どっちが帰ってきたの〜?」






と、リビングからお母さんの声が聞こえてきた








『あ!私!Aだよ〜!!』

私も大声で返す






母「あらA!おかえりなさい」






お母さんのあたりまえのおかえりなさいに無性に涙が溢れそうになった

なんでかわからないけど






『・・・うん!ただいま!!』



そう返すと、私は自分の部屋へと駆け上がった









バタンっ



何時もよりも大きな音をたてて自室の扉を閉めた


少し響いちゃったかな






少し心配になりながらもベッドにダイブする


ボフンッ、という音とともに沈む私の体






枕に顔を埋めながら、今日のことを思いだす









一松さんに、私とお姉ちゃんは本当に双子なのかと聞かれたこと





おそ松さんやトド松さんに、幼馴染みはお姉ちゃんだけでいいと言われたこと





チョロ松さんに、嘘をつかせてしまったこと





そして









『十四松さん・・・・・・』




十四松さんに、大好きだと言ってもらえたこと









思いだすと、悲しかったことの方が多いけど

今日は初めて、嬉しいことが起きた








『でもやっぱり・・・・・・









つらいッなぁ・・・・・・ッ!』







涙がボロボロ溢れてきて

枕にシミを作る





『なん、で・・・・・・私はっ・・・









お姉ちゃんみたいに"なれない"のッ・・・!』




彼らに必要としてもらいたい




ホントは私も、お姉ちゃんみたいに仲良くしてもらいたい









あの輪の中に




入りたい









_____________と、その時





コンコン






「A?入ってもいい?」





『!!おっ、お姉ちゃん!?ちょっ、ちょっと待って・・・!』








ノックの音のあとに、お姉ちゃんの声が聞こえてきた





私は慌てて返事を返して、流れたままだった涙を袖で拭った









『ごめんね!部屋が散らかってて・・・』



トト「ううん!急にごめんね!」









おじゃましまーす!

という可愛い声とともにお姉ちゃんは部屋に入ってきた





ホント、可愛くて



優しくて



自慢のお姉ちゃん







それと同時に


羨ましい



なんてね

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偶数LOVE!(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
- 感動しました!すっごく泣きました!これからも応援してます! (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう? (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞希 | 作成日時:2016年4月1日 13時

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