検索窓
今日:3 hit、昨日:17 hit、合計:469,795 hit

〜8松目〜 ページ9

『どうしたの?お姉ちゃん』




お姉ちゃんは、私のベッドに座ると私もその隣に座るように促した





私は、お姉ちゃんの隣に迷わず座った









トト「そうそう、今日、来てくれてありがとね!私、嬉しかった!」








ニッコニコの可愛い笑顔でお礼を言ってくれるお姉ちゃん



私も釣られてお姉ちゃんに笑顔で返す








『ううん!お姉ちゃん、すっっっごい!可愛かったよ!!!』






トト「ホント!?Aにそう言ってもらえると、なんか自信出てくるなぁ♪♪」








えへへ、と嬉しそうに頬をかじるお姉ちゃん




どうしてこうも、ひとつひとつの仕草が可愛いのだろうか








『うん!!皆もかわいいって!流石トト子ちゃんだって!









・・・自慢の幼馴染みだって言ってたよ!!』





自分でこんな事言うのは、自分で自分を否定してるみたいでなんか苦しいけど


事実だから








そう伝えるとお姉ちゃんは









『・・・・・・お姉ちゃん?』




トト「・・・・・・・・」








どこか悲しそうに、悩むように顔を歪めていた









どうしたの?

そう聞こうと口を開いた時









トト「A・・・、もしかして









''また"おそ松くん達になにか言われてるの・・・?」



『!!』









不安そうに、そう聞いてきた



『なっ・・・そっ、そんなわけないじゃん!もう、大丈夫・・・だよ・・・!』






あぁ・・・

私って嘘下手だなぁ・・・



声が震えちゃってる









トト「・・・嘘でしょ?わかるよ。だって私は、









Aの家族で、双子で、たった1人のお姉ちゃんなんだから」









『・・・お姉ちゃん・・・・・・』




トト「・・・ね?A・・・

正直に言って・・・?」








お姉ちゃんは凄く心配そうに聞いてきた


ありがとう




お姉ちゃんは本当に



優しくて

思いやりがあって

気配りができて

人の気持ちが考えられる









『・・・良いお姉ちゃんだよ・・・・・・(ボソッ』



トト「・・・A?」









私は、パッと下げていた顔を上げて









『ほんとに大丈夫!!もう、仲良くしてるよ!!』









と、偽りの仮面を被った笑顔でそうお姉ちゃんに返した





お姉ちゃんは、何処か納得していないようだったけど、渋々と

私に、おやすみ、と言って自分の部屋へ帰っていった





ありがとう

お姉ちゃん

〜9松目〜→←〜7松目〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (618 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1276人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

偶数LOVE!(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
- 感動しました!すっごく泣きました!これからも応援してます! (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう? (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:舞希 | 作成日時:2016年4月1日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。