さようなら〜トド松side〜 ページ14
｢トド松君！今日はありがとう！｣
トド｢うん！こちらこそ！じゃあまたね！｣
僕はさっきまで一緒にいた女の子に手を振って彼女が駅に向かうのを見送る
トド｢･･･ふぅ･･････｣
暇になっちゃったし、今日は姉さんも家にいるみたいだし帰ろっかな
それにしても、僕らの姉さんってめちゃくちゃレベル高くない？
そこらのアイドルよりも遥かに可愛いよね〜♪
でも
トド｢なーんか変なんだよね〜。最近｣
最近姉さんの様子が変だと思った
気付くと悲しそうな顔をしているし
顔色も悪い気がする
今朝は食欲も全然なかったみたいだし･･･
トド｢･･･ホントに、風邪なのかな･･････｣
姉さんは昔っから病弱だったから、凄く心配
そう思うと自然と家への帰り道を歩く足が早くなって
気付いたら走っていた
僕ってかなりのお姉ちゃんっ子かもね
でも、僕だけじゃなくて他の兄さん達も、姉さんが、A姉さんが大大大大大好きなんだ
優しくて、明るくて、僕ら１人１人を分かってくれる
笑顔が素敵な姉さん
僕らの自慢のお姉ちゃんで
僕らの宝物
だから何かあったら助けてあげたいし、今までしてもらった分、僕らも姉さんを支えてあげたい
気付くともうそこは家の玄関で
ガラガラッッ
トド｢姉さんっっ！！！！｣
姉さんに何かあったなんて確信があるわけでもないのに、僕は家の玄関を思いっきり開き靴を脱ぎ捨て、居間へと駆け込んだ
でも、して良かったって心底思う
トド｢！！！！！姉さんっっ！！！！！！｣
そこには、頭を苦しそうに抑えて床へ倒れそうになっている姉さんがいたから
僕は切れた息も整えずに倒れそうな姉さんへ向かって今までで一番の速さかもしれないスピードで走った
もう床に倒れるっ！！っていうギリギリな所でなんとか姉さんを抱き抱えた
良っ、良かったぁ･･････
ふぅ･･･
ひとつ、安堵の溜め息を零した
僕の腕の中にいる姉さんは朝と比べ物にならないくらい顔色が悪くて
なんでか泣きそうになった
ねぇ、姉さん
僕らを
頼って_____________？
姉さんの抱えてること
僕らにも
抱えさせてよ･･･
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スヌーピー君 - 終わるところが中途半端ではないでしょうか？笑 (2017年11月15日 9時) (
レス) id: f035aee28c (このIDを非表示/違反報告)
詩乃亜 - 終わりなの？ (2017年1月25日 18時) (レス) id: 1e2fe27012 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 面白かったです！ お姉さん、優しぃ… (2017年1月22日 20時) (レス) id: 9ceb3abf5e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ先生 - 姉さぁぁぁぁんッ、良い奴過ぎるヨォォォォ！！！ (2017年1月20日 20時) (レス) id: 2041226d9a (このIDを非表示/違反報告)
霙 - いいお話ですね！文章が分かりやすくてイメージが頭によく浮かんできます！これからも最新頑張ってください！ (2016年10月10日 11時) (レス) id: 0f699349a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞希 | 作成日時：2016年5月4日 15時
